Vol.7 No.2 2014
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研究論文:糖鎖プロファイリング技術がもたらすパラダイムシフト(平林)−117−Synthesiology Vol.7 No.2(2014)質に比べて数値的にどの程度違うのかを例示すると、読者にはわかりやすいのではないでしょうか。コメント(湯元 昇)最初のところで、糖鎖プロファイリングがなぜ重要かが分野外の読者にもわかるよう記述して頂けないでしょうか。糖鎖の代表的化学構造なども入れられて、その複雑性がわかるような工夫、さまざまな糖鎖を認識するレクチンが存在することがわかるような工夫も入れて頂ければと思います。回答(平林 淳)糖鎖の構造解析が他の高分子と比してなぜ困難なのかを、糖タンパク質の模式図と構造が複雑になる要素を階層性の視点を入れ説明する図1を新たに作成してみました。これによって糖鎖を切り出して相互分離する従来法と、レクチンアレイによる解析アプローチの違いを示した図2が旧稿より理解しやすくなったのではと思います。議論3 開発したシステムの優位性コメント(湯元 昇)「エバネッセント波励起蛍光検出法」のところで、著者らの開発したシステムの優位性が良く理解できないものとなっています。「検出感度の高さ」が優位性としてあげられていますが、この特徴がどこから出てきているのかがわかりません。本文の最後のところで、『理論上「エバネッセント=高感度」ではないが』とありますので、高感度化がなぜ達成できたのかは解明できていないのかもしれませんが、少し説明的記述をお願いできないでしょうか。回答(平林 淳)高感度の達成にはエバネッセント波励起原理の採用だけではなく、光学系、生化学系、ソフト系それぞれにおけるバックグラウンド低減の諸策が貢献した点を追記しました。

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