Vol.6 No.1 2013
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研究論文:光ファイバ広帯域振動検出システムの開発(津田ほか)−54−Synthesiology Vol.6 No.1(2013)的ではないようでしたら、まとめて削除してはどうでしょうか?最終判断はお任せします。回答3(津田 浩)3.1節第2パラグラフでは、光フィルタ復調方式がブラッグ波長の動的変化を計測する手法で、レーザ復調方式が超音波検出手法であると解釈される記述になっていました。ご指摘のとおり、よく意味のわからない文章になっていたと思います。そこで光フィルタ復調方式とレーザ復調方式の簡単な説明、および両方式がブラッグ波長の動的変化を計測する手法であることを明記する修正を行いました。論点5 構成学上の問題質問・コメント1(一村 信吾)この新しい技術を見いだす(実現する)に至ったプロセス、研究アプローチ法を、4.3節において構成的に書き直して記述いただくことができるでしょうか。つまり、偶然に気づいた「光源の光出力の波長依存性を利用する」方式が、どのような思考過程、検討過程を経て現実に利用できる技術として実現できるに至ったかを、構成的に書き下していただくことかと思います。それが他の分野の研究者に対しても普遍性を持つ価値の高い研究アプローチ法になると思われますので、検討をお願いします。回答1(津田 浩)第4.3節の第3パラグラフを修正し、そこに図5(a)、(b)を説明のために追加しました。また第6章に図11を追加して、この研究の構成・展開をまとめました。質問・コメント2(田中 充)①リングレーザに至った経緯をもう少し書き込んではいかがでしょうか?②図4では波長可変レーザを光源としておりますが、図10では複数の光アンプから構成されるリングレーザが光源になっているという理解でよいでしょうか?③そして、周波数バンド割り当ての問題等は“今後の問題”という理解でよいでしょうか?であれば、図4と図10では、「現状の到達点」とこれからの構成学上戦略とに分けて描いてはどうでしょうか?回答2(津田 浩)①リングレーザ発案に至る紆余曲折のダイヤグラムを第6章に図11として、また第4.3節の第3パラグラフにリングレーザに至る経緯を記した文章、ならびに解説のための図5(a)、(b)を追加しました。②そのとおりです。光アンプから放出される微弱な広帯域光を利用して、FBGのブラッグ波長における狭帯域光を繰り返し増幅することによりレーザを得ています。③「周波数バンド割り当ての問題等」のご指摘ですが、開発者一同は図10のシステムはFBGセンサごとにアンプを設けるのではなく、一つの光アンプを用いて実現したいと考えております。これまでのシステムと開発システムの課題を図11に記しました。質問・コメント3(一村 信吾)この論文は、表1のFBGセンサを宇宙・航空分野で展開するため、表1で注記を加えた課題(特に注2)を克服するための技術開発について記述することが主眼となります。FBGによるAE計測に関する技術課題は3.2に、新しいシステムは4に記述され、それらをまとめる形で図11が加えられていますが、今一つ課題と解決策の関係が明瞭でない印象があります。ついては、「宇宙・航空分野におけるFBGを用いた各種AE計測法の特徴」に関する表を新たに加える等を検討して下さい。その際、既存技術の位置付けと開発技術の特徴をより明確にするための性能仕様の記述の仕方も含めてご検討下さい。回答3(津田 浩)ご指摘いただいたとおり、表2を6章「まとめ」に追加しました。質問・コメント4(一村 信吾)上記に示した表2等、この技術で開発した新しい復調方式の位置付けが明確になった上で、新たに加えていただいた図11を見てみますと、・ファイバ・リング・レーザシステムによるAE計測性能の実現については位置付けを理解することが容易ですが、技術の統合を図った・CWDMを利用したーーーーに関しては、(表1でFBGによる歪み計測に関しては課題が無いことが記されているので)何の課題の解決を目指したものか、容易に理解できません。これらを踏まえて、表1に注を各加えるなり、または表2、図11を再整理する等して、よりわかりやすい構成的な研究アプローチ法を記述していただけませんか。回答4(津田 浩)宇宙オープンラボの当初の開発目的はFBGを用いたAE・ひずみ同時多点計測システムの開発です。AE計測技術とひずみ計測技術を合体させて最終システムを構築したイメージがわかるように、表1にFBGはひずみと超音波・AE同時計測が可能なことを示す欄を追加し、図11も各要素技術がAE計測またはひずみ計測に対応するかを明記するように修正しました。ひずみ計測は既存技術を流用していますが、図10に示したようにAE計測システムと同じ光源を利用していることから、ひずみ計測機能を付与してもシステムをコンパクトに保つことができます。このような特徴を表2にも追加しました。またこの論文にもFBGによるAE・ひずみの同時多点計測を明確にするように表現を一部修正しました。
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