Vol.3 No.2 2010
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研究論文:サービス工学としてのサイバーアシスト(中島ほか)−111−Synthesiology Vol.3 No.2(2010)常の「科学」と「工学」の使い方は人によって異なりますから、ちゃんと定義しておく必要があると思います。ここでの「科学」とは、現象を理解するための分析的手法、「工学」とは現象を作りだすための構成的手法を意味します。「製品化研究」に関しては正直なところ良くわかりませんが、第2種基礎研究を世に出すフェーズのことを言っているのだと思います。このように考えたときには研究部門は第1種基礎研究を中心とし、研究センターは第2種基礎研究を中心とするのが良いと考えています。当然、両者はきれいには切れませんから、一人の研究者が両方やることもあるし、同一研究ユニットに両者が混在するのも当然です。しかし、そのことと、理念としてのユニットの設計とは別だと考えます。また、産総研のウェブサイトにあるような、時間スケールによって分けるというのは二次的なことではないかと考えます。製品化研究は必然的に短期になるでしょう。いずれにしても、CARCは上記の理解の下に運営してきました。研究センターとして第2種基礎研究を中心に運営できたことが強みであると考えています。
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