Vol.3 No.1 2010
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研究論文:製造現場における熟練技能の抽出に関する研究(松木)−55−Synthesiology Vol.3 No.1(2010)結果ですか、それとも仮説または自明のことでしょうか。回答(松木 則夫)これらは本研究の仮説です。できれば技能の研究を続け、この仮説の検証を続けていきたいと思います。議論4 熟練技能者の将来像質問(五十嵐 一男)結論として、判断技能に関しては、熟練技能者を継承することは十分な工学的な知識を持った上で、判断や動作を行う必要がある。また、現場における高度なエンジニアであることが熟練技能者の将来像としている。確かに、ここでの結論は1つの方向ではあると考えますが、人材確保の観点から、中堅・大企業には当てはまっても本研究が対象とした中小企業において必ずしも当てはまる状況ではないように思いますが、本論文のように一律的に結論を置くことは妥当でしょうか。回答(松木 則夫)製造業においては、企業規模に関係せず世界との競争下にあります。極端な結論のような印象があるかもしれませんが、中小零細企業においても、従来のような単純労働者の雇用の場という時代では無くなってきている、このような方向にならざるを得ないのではないか、と考えています。
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