Vol.2 No.4 2009
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研究論文:最先端の地質研究と国土の基礎情報(斎藤)−326−Synthesiology Vol.2 No.4(2009)地球資源衛星1号(JERS-1)の衛星写真を準備した。2)最も基本的な技術は野外調査である。野外を歩いて地層・岩石の露出する場所(露頭)を探し、よく観察することが基本である。この部分に調査者の技術が最も要求されるが、文章で書きにくいためノウハウはあまり残されていない。その理由は対象とする地層・岩石の種類によって精度のよい地質図作成のための野外調査のやり方が大きく異なるためである。山地や丘陵地が主たる調査対象の場合は一般にルート沿いに調査を行って地質図を作成する(図5A)。一方平野地域が主体の場合は地層の露出が乏しく、元々地層が水平に近いことから、地下の情報を得るためにも公的機関等が行ったボーリング情報を露頭情報と同様に収集する。具体的には地質調査の際にその地域にどういう岩石・地層が分布するかを露頭情報から明らかにすることから地質ABC1 km図5 ルートマップから地質図の作成までに至る道のり。「砥用」図幅[12]南西部の例A: ルートマップB: 化石情報や地層境界、断層等を加えた地質図原図。微化石産出地は丸印。C: 5万分の1地質図幅「砥用」[12]の一部。A,Bの基図は国土地理院発行1:25,000地形図「柿迫」。

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