Vol.2 No.3 2009
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研究論文:2タイプのリード・ユーザーによる先端技術の家庭への導入モデルの提案(久保ほか)−210−Synthesiology Vol.2 No.3(2009)影響したことは、IHが単なるガスからの技術的代替ではなく、何らかの新たな価値をユーザーに影響を与えたものと想像されます。回答(久保 友香)本研究が分析対象とした新しいIH調理システムの発生と普及は、論理的リードユーザーが「使う」ことによって発見した「これまでできなかった調理ができる」価値を社会に普及することを目指したものでした。しかし、感性的リードユーザーの直観的発想が普及に貢献した事実から、それまで調理に興味がなかったかもしれない、例えばデザインなどに興味を持つ人々にも、調理をするきっかけを提供するような価値も形成されていたことが、結果的に明らかになりました。また、IH調理システムが形成する社会的価値は、それだけではなく安全性、環境性などの側面もあり多様です。これらを含めて、7章に加筆しました。
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