Vol.2 No.3 2009
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研究論文:活断層からの地震発生予測(吉岡)−200−Synthesiology Vol.2 No.3(2009)は断層活動繰り返しモデルとしてのカスケード地震モデルの採用に重点を置きましたので、動的破壊シミュレーションについては、あえて文献を引用するにとどめました。カスケード地震モデルは断層活動の繰り返しモデルの一つであり、震源の破壊過程を示したモデルではありません。したがって、動的破壊の数値シミュレーションによる断層の分布形状と破壊の伝播モデル、地震発生過程の物理モデル、活断層周辺の応力状態の観測解析や地質構造把握によるモデル等と対峙するものではなく、当然共存も可能です。なお、予測精度を高めるための研究については、別途進めるべきであることを本文に追記しました。社会での反響として、以下のように本文の記述を追記しました。「この「全国主要活断層活動確率地図」は損保業界などからは一定の評価を得るとともに、評価結果のデータを基礎データとして使用したいという問い合わせが相次いだことからも、社会へのインパクトは示されてきていると考えています」。
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