Vol.1 No.4 2008
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研究論文:土壌・地下水汚染のリスク評価技術と自主管理手法(駒井ほか)−284 Synthesiology Vol.1 No.4(2008)執筆者略歴駒井 武(こまい たけし)1979年東北大学工学部資源工学科卒業、1997年より資源環境技術総合研究所安全工学部化学物質安全研究室長。2004年より産業技術総合研究所地圏資源環境研究部門研究グループ長、後に同部門副研究部門長。2007年より東北大学大学院環境科学研究科連携講座教授を兼任。産業保安や安全工学に関わる研究開発を実施し、1995年に資源・素材学会論文賞、2001年に日本エネルギー学会論文賞を受賞。最近では、土壌・地下水汚染のリスク評価技術や環境リスク管理の研究開発に従事している。本論文では、リスク評価手法開発の総括、土壌・地質学的な研究を担当した。川辺 能成(かわべ よししげ)1997年東北大学大学院工学研究科博士前期課程修了。2000年東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了。博士(工学)。秋田県立大学システム科学技術学部流動研究員、産業技術総合研究所特別研究員を経て、2004年より産業技術総合研究所地圏資源環境研究部門に勤務。地圏環境におけるリスク管理および汚染修復に関する研究に従事している。資源素材学会、日本水環境学会、日本生物工学会、各会員。本論文では、リスク評価システムの開発および物性データ取得の研究を担当した。原 淳子(はら じゅんこ)2003年3月東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了、2005年4月産業技術総合研究所入所。現在、地圏資源環境研究部門地圏環境評価研究グループに所属。これまで地下における水-岩石相互反応機構の評価および土壌・地下水汚染に関する研究に携わっている。本論文では、土壌パラメータ解析および地圏環境情報の整備の研究を担当した。坂本 靖英(さかもと やすひで)2002年3月東北大学大学院工学研究科博士後期課程修了。産業技術総合研究所特別研究員(PD)を経て、2004年4月より地圏資源環境研究部門に勤務。2006年に資源・素材学会論文賞を受賞。これまで、汚染物質の土壌・地下水環境における移動現象を対象とした実験ならびに数値モデル化の研究開発に従事している。本論文では、数値解析手法および移動パラメータの取得の研究を担当した。杉田 創(すぎた はじめ)1998年10月名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程満了、同年10月工学博士取得。1999年1月資源環境技術総合研究所(現・松永烈ほか:産業技術総合研究所における土壌汚染に関わる分野融合研究の成果, 地質ニュース, 23, 6-13 (2006).川辺能成:地圏環境評価システムGERASの開発と土壌汚染問題への適用, 地質ニュース, 23, 35-42 (2006). 川辺能成:GERAS-英語版の出版, 産業技術総合研究所ソフトウェア (2007).保高徹生:土壌汚染の社会・経済影響の定量化とその解決方法に関する研究, 横浜国立大学博士論文 (2007).産業環境管理協会:サイトアセスメント実務と法規, 丸善 (2003).産業環境管理協会:環境サイトアセッサー, 丸善 (2007).環境省:土壌環境施策に関するあり方懇談会報告書 (2008).住友海上リスク総合研究所:RBCA リスク評価に基づく修復措置のための標準ガイド, E-1739-95 (2001).土壌環境センター:リスク評価適用性検討事業報告書, リスク評価のわが国における活用に向けて, J06-06-01 (2008).(受付日 2008.7.23, 改訂受理日 2008.10.6)[17][18] [19][20][21][22][23][24][25]環境省土壌環境課:平成17年度土壌汚染対策法の施行状況及び土壌汚染調査・対策事例等に関する調査結果 (2007).松下和夫:環境ガバナンス論, 京都大学学術出版会, (2007).中央環境審議会土壌農薬部会:サイトごとの汚染状況に応じた合理的かつ適切な対策の促進方策 (2008).経済産業省:事業者の土壌汚染対策等実態調査報告書(2008).駒井武:土壌汚染対策の課題と環境地質学の役割, 地学雑誌, 116, 853-863 (2007).土壌環境センター:海外アセスメントの検討 ISO-10381-5 報告書, J03-06-01 (2005).平川秀幸:リスクガバナンス/科学技術ガバナンスと予防原則, 第7回公共哲学研究会+科学技術社会論合同研究会資料 (2003).駒井武:土壌汚染対策とリスク管理手法の提案, 新政策, 19, 21-30 (2004).川辺能成:地圏環境評価システムGERAS-1&2(重金属、有機化合物)ver.1.2, 産業技術総合研究所ソフトウェア (2006).T. Shoji and T. Komai: Responsibility sharing and explicit and implicit indication of risks caused by interaction among pollutants, Geoinfomatica, 17, 219-221 (2007).J. Hara: The effect of solubility and mobility of harmful metals in subsurface soils on human health risk, Proceedings of International Symposium on Aqua Science, Water Resource and Innovation Development (2007).光畑裕司, 横田俊之ほか:油分土壌汚染調査における物理探査法およびダイレクトプッシュ型貫入プローブ計測の適用研究, 日本地下水学会秋季講演会予稿集 (2007).坂本靖英:鉱物油に起因する土壌汚染のリスク評価を目的とした油-水混相流動挙動, 資源・素材学会春季大会講演集 (2008).Y. Kawabe: Natural attenuation pattern of chlorinated solvent at Yamagata site in Japan, Proceedings of Water Resources Management (2007).原淳子:表層土壌評価基本図~宮城県地域~, E-3, 産業技術総合研究所 (2007).狩野真吾ほか:地圏環境インフォマティクスのデータベース構築とその応用例, 資源と素材, 157, 148-153 (2008).[1][2][3][4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14] [15][16]参考文献キーワード土壌汚染、地下水汚染、リスク評価システム、リスク管理用語1:用語2:用語3:第2種基礎研究:本格研究における研究の1つで、複数の領域の知識を統合して社会的価値を実現する研究。本号の裏表紙にある定義を参照のこと。製品化研究:本格研究における研究の1つで、第1種基礎研究、第2種基礎研究および実際の経験から得た成果と知識を利用し、新しい技術の社会での利用を具体化するための研究。本号の裏表紙にある定義を参照のこと。エンドポイント:リスクを評価する場合に、評価対象の状態のこと。人の健康リスクの評価では、例えば経気道摂取による発ガン、経口摂取による腎臓疾患のような具体的な対象を意味する。用語説明(38)−
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