第3期研究戦略 平成24年度版
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42第一部Ⅳ 知的基盤の整備・推進戦略Ⅳ-3 地質の調査研究の背景我が国は世界有数の変動帯に位置し、激しい地殻変動による脆弱な地盤、複雑な地質構造で特徴づけられ、地震及び火山活動等による自然災害の軽減、国土のインフラ整備や環境保全のための調査と研究が不可欠です。東日本大震災の発生を受けて、地質の調査に基づく過去の自然災害解明の重要性が再認識されました。また、資源の乏しい我が国では、エネルギー・資源の安定確保のため研究が必要です。持続可能社会の実現のため、「地球をよく知り、地球と共生する」ことを理念として地質の調査と研究に取り組み、その成果を国土の知的基盤である地質情報、国の政策に貢献する基盤技術として、社会に発信することが求められています。海底地層・アジア太平洋地域等の諸外国との国際協力を推進し、レアアース、地熱、地震、火山、地質情報整備等を対象とした研究の連携強化を図ります。・地質の調査に係わる研究成果の出版、ネット配信による社会への普及を図ります。・地震、火山噴火等の災害発生時に緊急調査を実施し、情報を発信します。→page 153,155,156→page 157→page 153,154,155→page 152,153地質災害の将来予測と評価技術地圏の環境と資源に係る評価技術地質情報の整備と利用と拡大地質情報の提供、普及国際研究協力の強化、推進地質の調査・インフラ立地に重要な地域に重点化した陸域の地質図と沖縄周辺の海洋地質図を作成します。・日本周辺海域全体を俯瞰する海底鉱物資源情報の整備を行います。・より利便性を向上させたデータベースの整備を行います。・活断層、津波堆積物の調査から地震災害の履歴を評価し、防災のための基礎情報として公開します。・活動度が高い火山の火山地質図や噴火推移のシナリオを作成し、防災のための基礎情報として公開します。・レアメタル、メタンハイドレート等の資源の調査を実施し、資源量の評価やデータベース作成を行います。・地熱等の再生可能エネルギーの資源ポテンシャルを評価します。・土壌、地下水汚染に対する環境評価技術の開発等に関する研究を推進します。「地球をよく知り、地球と共生する」(画像提供:NASA)(画像提供:NASA)国際研究協力の産総研が取組む重要課題

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