第3期研究戦略 平成24年度版
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30第一部Ⅱ ライフ・イノベーションの推進戦略Ⅱ-3 生活安全のための技術研究の背景日本の介護サービス受給者数は2000年からの5年間で2倍に増えており、今後高齢者が十分な介護サービスを受けられなくなるのではないかという不安があります。一方子供の場合も、日本における1歳以上19歳以下の子供の死亡原因の第一位は不慮の事故であり、子供は絶えず生活空間上で事故に遭遇する危険性を抱えています。これらの要因は、人が安心な社会生活を送る上で大きな不安要素となっています。介護サービスにロボット技術を導入するためには、ロボットの安全技術の確立が喫緊の課題となっています。また、子供の事故防止対策や犯罪等の被害から国民の暮らしを守るために、ITを活用した生活安全に対する技術開発が大きく期待されています。・安全な生活支援ロボットを実現するために、ロボット分野に適用できるリスクアセスメント手法を開発します。策定した試験・評価方法や手順について、国際標準提案を目指します。・家庭における子供の行動、家具等をWHOの生活機能分類に即してデータベース化し、家庭での見守りや器具設計のガイドラインを開発します。→page 116安全な生活支援ロボット乳幼児や高齢者の傷害予防見守り・異常検出技術安全な情報基盤安全・安心な社会生活の実現 ・国民プライバシーを保護するため、パスワード等認証用情報漏えい時の被害を最小限に抑える個人認証技術を開発します。・ITとセンサの高度な活用によって、安全な行動と異常な行動の瞬時の識別を可能にし、安全な生活の確立に貢献します。産総研が取組む重要課題
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