第3期研究戦略 平成24年度版
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22第一部Ⅰ グリーン・イノベーションの推進戦略Ⅰ-5 産業の環境負荷低減技術研究の背景現在、国内では約13億トン/年の二酸化炭素や約4億トン/年の産業廃棄物などを含む環境負荷物質が排出されています。特に化学工業等の製造プロセスからの排出量は、二酸化炭素は約5億トン/年、産業廃棄物は約1億トン/年と大きな割合を占めています。低炭素社会を実現するためには、環境への負荷を極力抑えた製品や製造プロセスの確立、ならびに排出された環境負荷物質の処理技術を開発することが必要です。・産業活動由来の環境負荷物質を高効率に処理する技術を開発します。・植物や微生物など自然が持つ浄化能力を利用した、高効率で低コストな環境修復技術を開発します。・最小の資源と最小のエネルギー投入で最大の機能を発揮する高機能な材料・部材・モジュールなどを生産する製造技術を開発します。・製造プロセスの高度化のための、設計支援技術や技能のデジタル化、形式知化技術を開発します。・物質生産プロセスの環境負荷を低減するための、高度なバイオプロセス活用技術を開発します。・植物による高付加価値物質の効率的な生産システムを開発します。グリーンサステイナブルケミストリーの推進コンパクトな化学プロセス技術ナノ空孔を反応場とする高効率合成技術大型セラミック製品セラミック中空ユニット製造技術の低コスト化、高効率化環境負荷低減技術、修復技術バイオプロセス活用による高効率な高品質物質の生産技術・環境負荷物質の排出を最小限にしつつ、付加価値の高い化学品等を高効率に製造するプロセス技術を開発します。高効率化産業プロセスの革新植物による浄化システム→page 106産総研が取組む重要課題
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