第3期研究戦略 平成24年度版
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146第三部【研究概要】東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故は、放射性物質を広く拡散させました。以来、各個人がどの程度の放射線被ばくを受けているかを知りたいという要望が高まっています。このような社会的要望に応えるため、産総研全体の研究ポテンシャルを集結し、個人向け放射線積算線量計を開発しました。【現状】・小型、低消費電力で、一定時間ごとの線量を記録でき、高線量下ではLEDやブザーによる警告機能を持つ、量産可能な小型放射線積算線量計を開発しました。【研究計画】・消費電力が小さい無線端末を組み込んだ無線機能付き小型放射線積算線量計を開発します。データー通信の無線化により、アダプターを使わず直接スマートフォン上で日々の線量が分かる等、非常に簡単に被ばく量の把握ができるようになります。・無線化により、大量の積算線量計の効率的な全数校正が可能になります。全数校正された均一な感度特性を持つ小型積算線量計により、信頼性の高い個人被ばく量の把握に貢献します。【目標と期待される成果】・放射線検出器について、今後、使い勝手の向上、更なる省電力化、計測線量の信頼性の向上に取り組むとともに、安価に入手できるようにするための量産化技術を確立します。計測・計量標準分野代表的取組個人向け小型放射線積算線量計の開発(先端計測技術)光通信アダプタで電気的に非接触で線量データをパソコンに取り込み表示小型放射線積算線量計日常における線量計の使用例本研究は、ナノテクノロジー・材料・製造分野、情報通信・エレクトロニクス分野 と共同で進めています。

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