第3期研究戦略 平成24年度版
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141第三部【研究概要】・低周波測定が必要とされるタービン、地震、自動車等の振動計測分野では、計測機器の厳重な品質管理が行われ、計量トレーサビリティーの確保が必須の要件となっています。 そこで、10 Hz以下の低周波信号の標準計測器として用いられる交流電圧計の校正技術を開発し、低周波交流電圧標準の整備を行います。【現状】・ジョセフソン直流電圧標準と交直変換標準を基準とした交流電圧標準を開発し、電圧実効値10 V、40 Hzから100 kHzの周波数帯域の標準供給を開始しました。・電圧実効値10 V、周波数帯域4 Hzから10 Hzの低周波交流電圧の測定装置を開発し、低周波信号の標準計測器の校正を可能とする標準の供給を開始しました。【研究計画】・自動車、地震の分野で求められる1 Hz以下の超低周波帯域の測定技術を、サンプリング測定技術とサーマルコンバータの精密評価技術を発展させて実現します。低電圧領域の校正技術を確立するため、低周波における電圧拡張技術を開発します。・プログラマブル方式の量子交流電圧発生装置、差動サンプリング測定技術、サーマルコンバータを組み合せた測定装置を開発し、低周波交流電圧標準の不確かさの低減を行います。【目標と期待される成果】・低周波交流電圧標準を実現することで振動計測のトレーサビリティーが確立され、国内の重要な社会インフラである発電プラントのタービンや地震計、車載部品の信頼性向上が期待されます。計測・計量標準分野代表的取組低周波交流電圧標準の研究開発(産業の国際展開)AC/DC ACDCIEEE BUS HighLowLowHigh ジョセフソン直流電圧標準交直変換標準交流電圧標準低周波交流電圧標準振動計校正装置正弦波電圧発生装置マイクロ波ソース量子化交流電圧発生装置JJチップサンプラー差電圧データバイアス回路ジョセフソン直流電圧標準と交直変換標準から導かれる交流電圧標準開発中のサンプリング測定装置のブロック図低周波交流電圧測定装置のブロック図開発した技術により期待される成果

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