第3期研究戦略 平成24年度版
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120第三部情報通信・エレクトロニクス分野技術トピックス知能ロボットプラットフォームRTSuite(ディペンダブルIT)空間放射線量データ統合マッピング技術の開発(情報化サービス)我が国が直面する少子高齢化、労働力不足といった諸課題を踏まえると、人間共存環境を含めた実環境で活動するロボット需要のますますの拡大が 期待されています。しかしながら、現状のロボットがより広範かつ柔軟に活用されるためには、それらに必要な作業、移動、コミュニケーションを行うための知的機能をより効率的に付与することが必要であり、そのための知能ソフトウエアモジュールの研究開発が喫緊の課題です。産総研では知能ソフトウエアモジュールを知的機能ごとにパッケージ化し、「オープンソース知能ソフトウエアモジュールパッケージ:OpenRTC-aist」としてホームページ上で公開し(http://openrtc.org)、これまでに開発してきたRTミドルウエア OpenRTM-aist (http://openrtm.org)、RTコンポーネント開発ツール OpenRTP-aist (http://openrtp.org)と共に次世代ロボットソフトウエア開発プラットフォーム RTSuiteを完成させました。これにより、次世代知能ロボット開発プラットフォームを構築し、産総研の新技術の適時提供やサポートなどのワンストップサービスの実現を図っていきます。東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所の事故後、生活環境の中での放射線量を知りたいという要望が高まっています。そこで、多様な形式で作成され一般に公開されている空間放射線量のデータを専門家でなくとも簡便に統合し、地図上で視覚化することが出来る放射線量マップシステムを開発しました。これは、産総研で開発している集合的標準化技術を放射線量データに適用したものです。今後、ボランティアとして多くの方々にご協力頂き、市町村等のデータを集約し続けることにより、時空間的に広範囲の放射線量マップが実現できます。また、放射線量マップの信頼性と密度を高め、社会的に共有することで、放射線被ばくリスクの低減に役立てます。次世代ロボット産業創出基盤知能ソフトウェアOpenRTC-aistロボット教育プラットフォーム次世代ロボット研究基盤開発ツールミドルウエア作業知能移動知能コミュニケーション知能RTSuite次世代ロボット産業創出基盤ロボット教育プラットフォーム機能追加研究開発本研究は 、ナノテクノロジー・材料・製造分野、計測・計量標準分野 と共同で進めています。
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