産総研:産総研は人を育てる
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「産総研」は人を育てる地質調査総合センター地質調査総合センターは、国内唯一の地質調査のナショナルセンターとして、地質調査や防災、資源探査にかかわる幅広い人材育成に取り組んでいます。大学生や産業界を含む研究者と技術者について、その知識と技能の維持・向上を図ることに加え、さらに関連分野においてリーダーとして活躍できる国際的な人材の養成を目指します。博物館実習地質標本館において、地球科学の研究成果を広く社会に還元できる学芸員を育成するため、博物館実習生を受け入れています。約1週間から10日間の実習期間中、標本の取扱いや展示技法を学ぶほか、自分が選んだ展示物をわかりやすく解説する実習や、夏のイベントで小中学生向けの「化石クリーニング教室」の運営に参加する実習など、一般の方に分かりやすく伝えるトレーニングを重視しています。また、研究者との交流や地質標本収蔵庫の見学などを通し、地質標本館の背景には、地質調査総合センターにおける膨大な研究成果や研究試料の蓄積があることを伝えています。<対象>�博物館学芸員の資格取得を目指す大学生や大学院生<参考URL>https://www.gsj.jp/Muse/ASEAN鉱物資源データベースシステムに関する研修インドネシア政府の予算で構築中であったASEAN鉱物資源データベースについて、日本への技術支援依頼を受けて、2011年と2012年にASEAN各国から約20名を招いて研修を実施しました。産総研が作成した鉱物資源データベース、衛星画像解析や地質図の最新情報、鉱床学や鉱量計算などを、日本のインターネット環境下で学んでもらいました。2013年からはJICAプロジェクトとして、多国間協力による地質図の編集と、鉱物資源情報の分散データベース化についての研修を続けています。これらの研修により、地質とコンピュータの両方に精通した人材育成に貢献します。<対象>ASEAN加盟国の研究者・技術者<参考URL>https://www.gsj.jp/information/international/地震・津波・火山に関する自治体職員用研修プログラム地質調査総合センターにおける地震・津波・火山の研究成果を社会の防災施策に生かすには、自治体の防災担当者との連携が必要です。そこで、地球科学への興味を喚起し、災害をもたらす自然現象の本質を正しく理解してもらうための研修を2009年度から実施しています。全4日間の研修では、研究者による地震・津波・火山の基礎知識や調査方法に関する講座をはじめ、「活断層データベース」や「地震に関連する地下水観測データベース」の使い方の説明、実際の地形や地質を見学して学ぶ巡検などを実施しています。また、参加者による防災に対する各自治体の取り組みにについてプレゼンテーションとディスカッションを行っています。<対象>自治体職員(都道府県の主に危機対策室)<参考URL>https://unit.aist.go.jp/ievg/「化石クリーニング教室」で小学生とふれあう博物館実習生ASEAN10カ国から参加者が集い日本の最新技術を学ぶ房総半島地質巡検:地震と海底地すべりで変形した地層を観察14

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