地域事業計画
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83 関西センター第3期地域事業計画 平成24年3月 関西センター 1.地域ニーズの状況把握 関西地域には多様な産業が展開されており、製造品出荷額で見ると輸送用機械以外はほぼ全国平均と同様の産業形態にあるため、関西地域には幅広い分野からのニーズが存在する。 その中で、関西地域が進もうとしている方向としては、次のものが挙げられている。近畿経済産業局の関西メガ・リージョン活性化構想では、情報家電等次世代ものづくり、環境・エネ(エコ)、健康長寿、デザイン・コンテンツ、観光などを目指すべきキーワードに挙げている。関西経済連合会では、新エネ、環境、エコライフ、先端・高度医療、食と農、強い中小企業、コンテンツなどを挙げている。大阪商工会議所では、ものづくり(情報家電、環境貢献型産業)、ライフ(医療機器、創薬など)、ツーリズムを挙げている。これらを総合すると、観光、コンテンツを別とすれば、関西が目指すべき方向は、環境調和型ライフスタイルを支える技術分野、高齢化社会を支える技術分野、情報家電ものづくり分野に集約される。 産総研関西センターで対応が難しい地域ニーズの主なものとしては、健康機器、太陽光発電、スマートグリッド、エレクトロニクス、サービス工学、ロボットなどがある。 2.地域のポテンシャルの整理 産総研関西センターの研究ポテンシャルは、現状の研究開発アクティビティから推し量ることができるが、環境・エネルギー分野およびナノテクノロジー材料製造分野では、蓄電池、燃料電池、化学エネルギー、家電製品の省エネ・省資源化、材料基礎技術、単結晶ダイヤモンドなどに高いポテンシャルがある。ライフサイエンス分野では、バイオマーカーの解析や検知デバイス、健康リスク計測、細胞再生技術、ソフトアクチュエータ、光生体プローブ、ヒト生理機能解析などである。また情報技術分野では、組込みシステムの信頼性向上技術のポテンシャルが高い。 関西地域の他研究機関としては、関西には数多くの理工系大学が集積しており、大学のアジアランキング30位の中には、関西の3大学が入っていて、幅
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