地域事業計画
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75 300℃以上の高温下で動作する電子・電力制御用モジュールの開発、省エネ高信頼性システムの実現により関連部品及びシステム産業の市場規模拡大。 コアプラン2:CFRP関連技術を核とした航空機関連産業の振興 中部地域では航空機産業が集積しており、航空機素材であるCFRPの大規模な導入に向けて中部地域での拠点の形成が期待されている。産総研が有する複合材料関連の技術を集約することで、CFRPへの耐劣化性や電導性、熱伝導性などの機能付与とその機能発現メカニズムの明確化、CFRPの切断・穴開け切削工具の長寿命化等の特性向上と高効率加工システムの加工技術、高精度な非破壊評価技術や繊維界面から樹脂マトリックスに至る構造解析技術の開発を行い、航空機関連産業の国際競争力の強化に資するとともに、関連機関との連携を図り、地域の素材・部材メーカーに技術移転を行うことでCFRPの市場拡大を図る。 役割分担:航空宇宙産業フォーラム等で方向性を協議、ナショナルコンポジットセンターや愛知県の「知の拠点」等の地域公設研、JAXA、航空機関連企業とグリッド型拠点を形成。産総研つくばセンターの先進製造プロセス研究部門や計測フロンティア研究部門等と連携。 ①熱可塑性CFRP基盤技術の開発 熱可塑性樹脂はリサイクル性、易修理性、高速成形性に富むため、製造や素材コストの観点から航空機及び自動車産業分野において熱可塑性樹脂を用いたCFRPの開発を進める必要がある。本課題では、樹脂にナノ材料を分散することより、耐劣化性や電導性、熱伝導性などの機能性を付加した熱可塑性樹脂CFRPの開発と機能発現メカニズムの解明に取り組む。また、熱可塑性樹脂の特長を活かした易修理技術、リサイクル技術の研究開発を進める。 ②加工技術の開発 航空機産業では、軽量材料の切り札としてCFRPが使われ始めたが、CFRPは難加工材のために多大な時間とエネルギーコストをかけており、加工プロセスに大きな課題がある。軽量部材としてのCFRP普及を促進させるために、切断、穴あけ切削工具の長寿命化等の特性向上と、高効率加工システムの加工技術を開発する。 ③評価技術の開発 航空機の設計は、壊れないことが第一義的な設計コンセプトである。そのため、材料、部材、部品の評価は、極めて重要な技術となる。特に航空機等に於ける軽量化の切り札としてのCFRPは、材料・部材の内部構造や状態を高速で且つ高精度に評価し、高度な材料設計へ繋げる課題がある。本課題では、CFRPの信頼性と材料開発を推進するために、高精度な非破壊評価技術や繊維

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