地域事業計画
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64 今後も、当地域の強みであるものづくりを基軸に置いて、ものづくりの技術とノウハウを武器とした取り組みを更に強化すべきである。そこで、医療機器、食品、農業等の各分野と工業(ものづくり)の分野が重なる領域における連携を強化する。(バイオ関連産業に関する動向調査) ○低炭素革命の推進 中部地域には、機械産業をはじめとした多様な産業集積と、歴史的に培ってきた環境技術や省エネ技術の蓄積があり、製造プロセスの省エネ・低環境負荷化・低コスト化、エネルギー・環境産業の育成(蓄電モジュール、モータ・アクチュエータ等の横串的な部材・モジュール化)など、蓄積を活かした先導的な取り組みが必要となる。(「低炭素革命」の実現に向けて) (2)地方自治体、産業界 中部地区の最大の強みは、前述のようなリーディング産業を支える多岐にわたる技術が集約した厚みを持った中小企業群の存在と、素材から製品まで一貫した地域産業ネットワークが構築されていることにあり、さらなる技術力の向上が求められている。これの裏付けとしては、愛知県の知の拠点プロジェクトでの「低環境負荷型次世代ナノ・マイクロ加工技術」の採択がある。本プロジェクトでは、高度な愛知のものづくり産業を支える素材について、高機能化、新機能の付与等、ナノテクを応用したものづくり技術の高度化に産学官が一体となった取り組みを行っている。また、地元の産業界からは資源高騰・供給不安化時代に国際競争力をつけるため材料技術基盤の創出が叫ばれており、レアメタルを中心とした資源の省使用化・代替材料開発、地場産業である林業や窯業から産する原料の建材をはじめとする工業製品への高次応用ならびにリサイクル化など、中部地域ならでは総合的な資源システムが求められている。また最近の方向性として、中部経済連合会の会員アンケートで「省資源・省エネルギー」が1位に挙げられ、さらには資源循環を考慮したものづくりのグリーン化が求められている。 ○愛知県の知の拠点プロジェクトとして、低環境負荷型次世代ナノ・マイクロ加工技術、食の安心・安全技術、超早期診断技術(愛知県) ・ナノテクノロジーの材料・部材への展開によるものづくり技術の高度化 ・医工連携、農工連携による診断技術、安心・安全の高度化 ○ロボット・工作機械産業の推進(中経連、愛知、三重、富山、名古屋市、等) ・全国シェア35%を占める工作機械産業は、他国の追い上げ対応のため部材の軽量化・高強度化や摺動材・モータ部材、IT等の高度化 ○資源高騰・供給不安定化時代の厳しい国際競争に耐えられる材料技術基盤の創出(産業界全体)

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