地域事業計画
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55 4-2 地域展開計画 (1)地域の諸機関と協力して推進する事業の計画 (地域イノベーションプラン) 【事業名】バイオ・IT技術による高度医療産業の振興 臨海副都心センターが開発している技術をもとに、高度医療を支える産業の振興を図る。その具体的な取り組みのひとつとして「個人差を人工的に創り出すバイオチップの開発」の推進を計画している。 背景:患者のQOLを第一に考えた付加価値の高い医療を提供することで、国民の医療費負担を下げるために、個人差を考慮した医薬品開発が求められている。欧米のメガファーマなどではセラノスティクス(Theranostics:診断によって治療効果の高い方法を選択するサービス)という考えに基づきヒト細胞の利用が期待されている。極めて多種の個人差モデル細胞を利用して薬剤効果、副作用を予測することによる、効果的かつ安全な個人に応じた医療の実現に向けた研究が取り組めるようになれば、治験の対象患者を絞り込み層別化することで治験の規模を縮小でき、医薬品の開発コストを抑えられる可能性もあると考えられている。 概要:連携研究体において産総研が開発した固相方式の遺伝子導入技術によって個人差を反映したiPS細胞やモデル細胞を人工的に創り出すバイオチップの開発を推進し、医薬品の効果や副作用の個人差について研究を進める(図13)。 第3期ゴール:個人差を人工的に創り出す細胞チップの実用化及び技術移転 最終ゴール:個人差に配慮した医薬品や処方等、より付加価値の高い医療を実現するための支援ツールを実用化する。 ・関東経済産業局、首都圏バイオネットワーク、バイオインダストリー協会、 東京商工会議所等傘下企業等との連携。 ・臨海副都心センター人材、設備を活用したユニットを超えた共同研究。 ・経済産業省 地域イノベーション創出事業の提案、推進等による関東地域の 中小企業イノベーションを支援。 ・以上を組織的に推進するための機動性を持った地域型連携研究体の設置。

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