地域事業計画
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50 3.第3期のセンターの方向性 臨海副都心センターには、4研究ユニットが設置されているが、ライフサイエンス分野と情報通信分野に重点化されている。 ライフサイエンス分野では、生命情報工学研究センター(CBRC)が、ゲノム、分子、細胞レベルの大量かつ多様なデータを解析するための高精度な技術の開発とその統合の研究開発を行い、バイオインフォマティックスの中核的拠点の形成を目指している。バイオメディシナル情報研究センター(BIRC)は、ポストゲノム研究の中核として、生体機能の解明とその制御技術の研究をドライとウエットの両面から推進している。また、固相方式の遺伝子導入技術を特徴とするヒト細胞マイクロアレイシステムの活用や技術移転を目指す研究開発を行なっている。CBRCとBIRCはそれぞれ「バイオインフォマティクス」と「ポストゲノムシークエンス研究」の中核的拠点としての地位を築きつつある。 情報通信分野には2研究ユニットが存在する。デジタルヒューマン工学研究センターが、個人の身体機能や行動をデジタル化し、これらのデータの集積やモデルの解析と構築し、製品やサービスの高度化や高機能化に反映させる研究を進め、「デジタルヒューマン」の用語を認知させつつある。サービス工学研究センターは、ITの活用によりサービスの生産性向上に役立てる基盤技術の開発を目指している。いずれも、人や社会にITを活用する研究開発を行なっている。 臨海副都心センターの研究員の大半が情報処理分野を専門とし、生命の根幹であるゲノムから個々の人間、その集合である社会を対象とする生命や生活に係わる先導的かつ基盤的な研究開発に従事している。すなわち、「ライフ(ゲノム、人、社会)とIT(情報処理技術)の融合技術」に統一できる研究センターである。臨海副都心センターは、この方向により上述の3中核的研究拠点形成を進め、ライフ・イノベーションの創出に貢献する。 4.第3期の計画 4-1 研究計画 生命情報工学研究センター(図9) 生命情報科学(バイオインフォマティクス)は、ゲノムの塩基配列から、タンパク質の立体構造や機能、またそれらの細胞内や個体内での相互作用などの多様な生物学的データを、計算機による情報処理を利用して取り扱う総合的な研究分野である。 生命情報工学研究センターでは、創薬基盤技術の開発や新規有用物質の探索

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