地域事業計画
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118 九州センター第3期地域事業計画 平成24年3月 九州センター 1.地域ニーズの状況把握 九州の牽引産業は、半導体産業、食品加工業、自動車産業であるが、ものづくり企業のアジアへの進出が進み、九州内の工場は、アジアに分散する工場群の生産性向上を図るマザー工場としての役割が強くなっている。エネルギー関連分野では、将来の水素社会実現に向けた取り組みが進められているほか、太陽電池関連企業も集積しつつある。さらに北九州市を中心として環境・リサイクル関連の産業が集積し、アジアに向けたビジネス展開を模索している。 九州経済産業局と九州経済連合会が事務局となり、オール九州での取り組みとして、「九州成長戦略アクションプラン」が取りまとめられており、その中で、九州の産業活性化のための地域ニーズの把握と今後の重点的取り組みが示されている。 <半導体分野> 半導体関連企業は、生産額全国シェア23.1%と九州の基幹産業であり、素材、製造装置、デバイス等のメーカーが集積するほか、世界的技術力を持つ地場中堅企業が多数存在し、産業としてのすそ野が広い。九州経済産業局は、半導体関連産業の競争力強化を目指して、九州シリコン・クラスター計画を策定し、九州半導体エレクトロニクスイノベーション協議会(SIIQ)により半導体および関連産業の発展に向けた取り組みを実施している。また福岡県シリコンシーベルト福岡プロジェクト、熊本県セミコンダクター・フォレスト構想、大分県おおいたLSIクラスター構想など、県レベルでも積極的取り組みが展開されている。 アジアとの競争が激化する九州の半導体製造産業が勝ち残るためには、適切な製品の品質管理のもと、生産性の向上が必須である。特に、車載半導体などでは製品欠陥率ゼロという極めて厳しい製品管理が求められており、生産プロセス技術と密接に連携した生産計測技術に対するニーズが大きい。また、アジアで急成長するメガファウンダリーと差別化するための新製造技術として、高付加価値多品種少量生産を可能にするミニマルファブ技術への期待は高い。 <水素エネルギー> 福岡県は、環境にやさしい水素エネルギー利用社会の実現に向け、「福岡水素
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