地域事業計画
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96 ている。 健康に暮らせる社会を目指す技術としてのライフ・イノベーションを担う健康工学技術では、健康工学研究部門において、医療・福祉の基盤技術、再生医療の基盤技術、バイオマーカーを用いた精神やストレスの診断の基盤技術、などの研究開発を行う。四国にある健康工学研究部門においては、疾病の発症を直前で予防できる先端的な疾患予知診断技術、および、生活圏におけるリスク解析・除去技術に関する研究開発を行うなど、役割分担をしている。つくばセンターのバイオメディカル研究部門では、生体分子の構造・機能を理解・解明に基づく創薬基盤技術・医療基盤技術開発、ヒューマンライフテクノロジー研究部門では、人間特性や生体特性と適合性の高い製品や生活環境を創出するための研究開発を総合的に行っており、健康工学研究部門は役割分担をして活動している。 安全・安心な経済社会の基盤技術としての生活セキュリティを担う情報技術では、組込みシステム連携研究体において、システム検証技術の研究開発を行うとともに、関西経済連合会と共同して、それら技術の普及と人材育成を行う。つくばセンターの情報関連研究ユニットにおいては、ロボット技術、ITインフラ技術、高性能半導体、量子情報処理などの研究を行っており、役割分担をしている。 5-2 センターでは対応が難しい地域ニーズと対応策 地域イノベーションプランの2つ目の課題である、バイオ医薬産業育成においては、核酸医薬品開発について実績のあるつくばセンターのバイオメディカル研究部門や核酸修飾技術に実績のある北海道センターの生物プロセス研究部門と連携して地域ニーズに対応する。 電力問題に関連して、スマートグリッドシステムの研究開発も関西地域の企業や自治体から大きな関心が寄せられている。エネルギーネットワーク全体の技術については、つくばセンターのエネルギー技術研究部門や情報技術研究部門と連携して地域ニーズに対応する。 関西地域には太陽電池製造関連メーカーが集積しており、技術的相談や関西センターに技術センターを置く要望も受けるが現状の関西センターの体制では対応が困難である。つくばセンターや九州センターの太陽光発電工学研究センターと連携して対応する。 サービス事業のシステム構築に関しても、地域の中小企業や自治体からの相談が寄せられるが、関西センターには十分な対応ができる体制がない。つくばセンターや臨海副都心センターの社会知能技術研究ラボやサービス工学研究センターと連携して対応する。
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