技術宝箱
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1. 今までの技術 色素増感太陽電池は、導電性膜が成膜された導電性ガラスが一般的に用いられている。用途によっては、軽さや柔軟性が要求され、PETなどのポリマーを用いたフレキシブルな基板を用いることが検討されている。ポリマーを用いたフィルム基板は通常の高温焼成ができず低温焼成にて作製されているが、半導体粒子同士の接合が劣り、性能が悪くなるなどの問題があった。2. 本技術産総研が開発した無機化合物が主体の耐熱性フィルムを用いることにより350℃以上での半導体膜の高温焼結が可能となり二酸化チタンなどの半導体粒子同士がしっかり接合した多孔質薄膜を作製できた。この耐熱性フィルムを基板として用いることにより軽く柔軟性に富んだ光電変換電極を作製することができた。従来のプラスチック基板では半導体膜の低温焼成しかできなかったが、本フィルムを用いると350℃での焼結が可能であり、高性能の色素増感太陽電池ができる。152 技術説明1 紹介する技術とポイント 耐熱性フィルムを用いる光電変換電極と、それを用いる光電変換素子 耐熱性フィルムを用いた色素増感太陽電池90中小企業のための技術宝箱

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