技術宝箱
8/333
ゼオライトは、アルミとケイ素と酸素で出来た無機材料の総称で、天然に存在するものは昔から沸騰石として知られている。ゼオライトは、内部に分子程度の大きさの規則的な細孔を持つので、従来から水分、各種ガスの吸着、イオン交換させるなど、機能材料として使用されてきた。また、使用後は土に戻すことも可能である。膜分離法は、省エネルギーな分離技術である。ゼオライトは分子と同程度の大きさの規則的な細孔をもつ無機素材で、その膜は透過性・分離性にも優れている。材料の化学的・熱的安定性を考慮し、好適なゼオライトを選択し、薄膜化、分離試験等もしている。最適なゼオライト膜をチューブ内に形成し、モジュール化することで、アルコール水溶液から、水を除去し、高濃度のアルコールにすることも可能となった。このように、ゼオライト膜を利用して水を除去することで、反応を効率的に進行させることに成功した。酸に弱いのが今までのゼオライトだったが、今回作成したゼオライトは、酸に強く、強酸性水溶液(pH3.5)中からでも脱水が可能となった。011 紹介する技術とポイント2 技術説明耐酸性ゼオライト膜の合成と膜分離技術の開発ゼオライト膜の調製と、分離および反応プロセスへの応用選択的な水の除去、酸性条件下でも利用可能、化学反応の効率化ゼオライト膜を使った水の除去6中小企業のための技術宝箱
元のページ