技術宝箱
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特 許10. シックハウス・ガスセンサ1. 特開2008-37821 公開2008年2月21日(出願2006年8月8日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 : 蛋白質複合体・要約 : 蛋白質複合体に関するもので、表面をアルコール修飾したシリカ系メソ多孔体の細孔内部にヘモグロビン等の蛋白質の活性を安定に保持して、その機能を発揮することが可能な新規蛋白質-修飾シリカ系メソ多孔体複合体及びその機能性部材としての用途に関する新技術と新製品を提供するもの ◆背景と発明が解決しようとする課題蛋白質の一種であるヘモグロビンなどの酸素運搬蛋白質は、合成錯体では得られない特有の酸素、一酸化炭素、及び一酸化窒素を結合させる機能を有しており、環境に付加を与える心配のない安全な蛋白質であることから、その多様な用途が期待される。しかし、蛋白質は、一般的に光、酸素、熱、pH、溶媒等に対して敏感であり、それらにさらされるとすぐに変性を起こすなど、生体から取り出し、純粋な化合物にすると不安定になる傾向がある。物理吸着法として、平面状の基板上に規則的にメソ多孔体を形成し、そのメソ多孔体に物理的吸着によって酵素を固定化する方法があるが、安定性に欠け、再現性が悪い、寿命が短かかった。 ◆課題を解決するための手段このような状況の中で、従来技術に鑑みて、蛋白質の立体構造及びサブユニット構造を安定に坦持することが可能な蛋白質複合体を開発することを目的として、研究を積み重ね、特定のアルコールによって修飾したシリカ系メソ多孔体の細孔内部に、特定の状態で蛋白質を吸着させることで、ヘモグロビン等のサブユニット蛋白質を、安定に、高機能性を保持して、且つ大きな吸着量で吸着保持させた新規蛋白質複合体及びその用途を提供することが出来た。ヘモグロビンが導入されたシリカ系メソ多孔体の窒素吸着曲線(左)と細孔分布曲線(右)内部にヘモグロビンを備えるヘモグロビン複合体を模式的に示す図64中小企業のための技術宝箱特許情報
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