技術宝箱
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概 要10. シックハウス・ガスセンサ3 製品化に必要な課題 ①目標とする市場技術分野・シックハウスガスセンサ(VOCガスセンサ) (濃度範囲 1~100 ppb、塗装の排出VOCガスの検査用)・農薬センサー(濃度範囲 10 ppb以下(推定))・その他、検知したいガス及び溶液に最適化が可能 ②事業化に必要な技術・酵素を用いたセンサー製造技術・無機膜製造技術 ③事業化に必要な検証・実地での性能評価・無機吸着材を用いたセンサー膜の製造とその耐久性・センサー膜の費用4 研究成果の特長 ①ポイント・メソポーラスシリカ多孔体の細孔径を酵素サイズと合致するように制御し、酵素を細孔内部へ固定化することにより、立体構造の安定性を高め、酵素活性の低下を防ぐ。・適切な電子伝達物質を用いて、酵素と電極間で電子の授受を行うことにより、感度と応答速度を向上させる。・電極を含むセンサー構造を最適化し、ガスに対する感度・応答速度、測定の再現性を大幅に向上させた。・緩衝液を循環する方式により、出力信号を測定後に素早く基準値に戻し、繰り返し測定を迅速化することに成功した。 ②目的及び効果目的: 酵素の選択とメソポーラスシリカ多孔体の最適化により、これまでにない迅速・高感度・高精度な検出を実現する革新的なセンシング技術の確立及びそれを備えた酵素センサーを開発する。効果: メソポーラスシリカのナノ細孔に酵素を固定化することにより、高性能・長寿命な酵素センサーの開発に成功した。これは従来の酵素センサーの課題であった不安定性を克服し、小型で高性能なセンサーの実用化へ大きく前進できた。高感度・高選択性が求められる検出方法として本センサー及びセンシング技術が有望である。大掛かりな装置を必要としない小型で高性能なセンシングデバイスの実現、また、それによる安全・安心・快適な暮らし、社会の実現へ向けて大きく貢献できる。5 特許関連情報 ①権利化済特許 ②出願中特許1.特開2008-37821 蛋白質複合体 ③試作品・試料提供:無 許諾実績:無 実施許諾:可6 研究者情報所 属:コンパクト化学プロセス研究センター(東北センター)氏 名:伊藤 徹二 / Tetsuji ITOH連絡先:t-itohi@ni.aist.go.jp10. シックハウス・ガスセンサ61環境・エネルギー

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