技術宝箱
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特 許09. 金属パイプ触媒1. 特許第4822461号 登録2011年9月16日(出願2008年10月30日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称: 過酸化水素の連続分解方法・要約: 過酸化水素水溶液を連続的に通液して効率よく接触分解させる方法を提供するもので、中空細管の内壁に触媒表面を持つ反応管に、連続的に過酸化水素水溶液を供給して分解反応を行わせる過酸化水素を連続的に分解する。 ◆背景持続可能性の追求から、物質製造には高効率で廃棄物を最小とするプロセスが求められている。マイクロリアクターは、優れた熱伝導性と拡散による物質移動が速やかで、混合と温度制御性に優れ、内表面積/内部体積が大きいため、速やかで高効率の界面反応が期待できる化学反応システムとして位置づけられている。 ◆発明が解決しようとする課題過酸化水素は、化学産業における酸化試薬としてのみならず、半導体工業での洗浄工程、水処理、繊維工業やパルプ工業における漂白処理、医療ならびに食品、飲料水工業における殺菌などにおいて幅広く用いられている。さまざまな処理過程において発生する過酸化水素含有排水は、一定基準まで低減する必要がある。過酸化水素の分解は、支持体に担持させた金属触媒を用いるが、とりわけパラジウム、白金、イリジウムなど白金族金属の触媒存在下において著しく促進されることが知られているが、処理溶液を反応チューブに連続的に流通して分解できれば、処理プロセスとして効率的である。 ◆課題を解決するための手段中空細管の内表面に触媒金属膜を被覆してなる反応管(キャピラリー管)を用い、過酸化水素水溶液を連続供給して接触分解することにより解決される。本発明で用いる内表面に高密度の触媒金属を被膜した反応管の基材としては、耐圧性を有する中空細管であれば特に制限はないが、耐薬品性の観点からシリカ、ガラスならびにセラミックス内張りのステンレス細管等が好ましく、内径0.1~10 mm、長さは用途に応じ適宜設定できるが、300~3000 mmが好ましい。請求項1中空細管の内壁に触媒表面を持つ反応管に、連続的に過酸化水素水溶液を供給して分解反応を行わせることを特徴とする過酸化水素の連続分解方法。請求項2前記触媒金属が白金、パラジウムまたはロジウムである請求項1に記載の過酸化水素の連続分解方法。請求項3~10 (略)58中小企業のための技術宝箱特許情報

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