技術宝箱
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技術紹介09. 金属パイプ触媒1. 特長金属管でもあるので以下の特長をもっている耐食性: チタン内張りのNi合金製なので、化学的耐久性がある。耐熱性: 焼結は700℃でおこなっており、通常600℃までに耐えられる耐圧性: 40-50気圧にも耐えられる反応性: 貴金属との触媒反応は短時間(数十分)で終了する。2. 応用例過酸化水素を反応管内で分解させると、1秒から数秒で反応が開始する。15 g/Lの過酸化水素を、分速0.5 cm3で、パラジウムと白金をコーティングした100 cmのパイプを流した。このときパラジウムコーティングしたパイプでも、白金コーティングしたパイプ、どちらも20分以内に、反応が終了する。温度を40℃で反応をおこなうと、15 g/Lあった過酸化水素は、20分で0になるが、10℃では9 g/L残留する。40℃のような温和な反応温度でも、迅速に反応する。概要貴金属の内壁を持つ金属パイプで、耐食性、耐熱性、耐圧性に富み、フロー反応を起こさせることができるものを新規に作成することができた。このパイプにより、常温常圧から超臨界状態の高温高圧下における流通(流しながらの)反応を、安全かつ高速、安価(メッキ成分が溶けださないので何回も使える)で行うことができるようになった。R.Javaid et al. Chemistry Letters Vol.38(2) (2009) 146-147より再校正56中小企業のための技術宝箱

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