技術宝箱
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特 許08. 二酸化炭素を吸収・分離する液体試薬1. 特開2008-296211 公開2008年11月11日(出願2008年4月30日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 : ガス分離精製ならびに回収方法およびその装置・要約 : イオン液体からなる吸収液を用いて、連続プロセスで、ガスを分離精製、回収する方法およびその装置を提供する。 ◆背景近年の二酸化炭素量増大に伴う地球温暖化問題に貢献するために、工場や自動車の排ガス、火力発電所等から発せられる二酸化炭素を選択的分離・精製し、貯蔵、分解、化学反応等により、大気中に二酸化炭素を放出させない手法を開発することが必要である。化学反応による二酸化炭素利用に関しては、製造過程における加熱、物質運搬、反応制御等で必要なエネルギー量を石油換算で見た場合、二酸化炭素量の排出抑制になるが、精製までは至らない。また、ガス中の二酸化炭素の除去あるいは分離・精製方法として、アミン化合物を用いた手法が報告されているが、アミンと二酸化炭素は、化学反応によりカルバメート化合物になり、分離・精製が可能である。しかし、アミンの再生、二酸化炭素の分離に多大なエネルギーが必要なので、エネルギー削減に寄与することは難しい。 ◆発明が解決しようとする課題化学反応によらない、物理吸着による手法をガスの分離・精製に用いることに注目し、化学反応による方法に比べて、より省エネルギーでおこなう方法として、アニオンとカチオンから構成され室温で液体であるイオン液体、又はイオン液体を含む高分子材料、無機材料、有機材料を用いることで、より少ないエネルギーで二酸化炭素の分離・精製をおこなうことが可能となった。 ◆課題を解決するための手段二酸化炭素、又はSOx, NOxの酸性ガスの貯蔵・分離・精製に用いるイオン液体からなる吸着剤をもちいる。請求項1酸性ガス及び非酸性ガスを含む混合ガスをイオン液体からなる吸収液を用いて、流通式装置による連続的プロセスで分離精製する方法であって、(1)酸性ガス及び非酸性ガスを含む混合ガスと吸収液とを、所定の温度に維持した混合器に所定の圧力で供給し、吸収液に混合ガスを接触させることにより、混合ガスから酸性ガスを吸収させる工程、及び、(2)前記混合器から排出された吸収液と前記酸性ガスが取り除かれた非酸性ガスとを、所定の温度に維持した気液分離器に送り込み、非酸性ガスを所定の圧力で回収する工程を含むガスの分離方法52中小企業のための技術宝箱特許情報

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