技術宝箱
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技術紹介08. 二酸化炭素を吸収・分離する液体試薬①原料ガス圧縮 発生源から放出されたガスを圧縮する②CO2物理吸収 CO2をイオン液体(IL)に選択的に吸収させる。③CO2回収 減圧操作によりCO2を再生、回収する④IL再生 イオン液体を再利用するために吸収塔に戻す物理吸収法では、原料ガス中のCO2ガス分圧に比例して吸収量が増加するので、高圧にするために圧縮エネルギーが必要となる。本方法では、大気圧にもどすと、吸収されたガスは、回収でき、高圧ガスとしても取り出すことも出来る。イオン液体を用いた物理吸収法では、室温付近での圧力操作のみでCO2を分離、回収できるため、アミン法などで必要なCO2再生エネルギーが省略でき、消費エネルギーを押さえることができる。1. イオン液体が従来の物理吸収液より良い点イオン液体のガス吸収選択性は従来の物理吸収液とほぼ同等の性能を持ち、CO2吸収量は、PEGやSelexol液と比較して、非常に優れていることがわかっている。さらに、適したイオン液体では、ガス相への溶出がなく吸収液の損失が防げる。水の溶解度が小さく影響が小さい、ガス吸収に伴う体積膨張が小さい、広い温度範囲で化学的に安定、再利用が容易、不燃性で事故などのリスクが低い、などの利点がある。概要大量にCO2を排出するプロセスを念頭において効率のよいプロセスを検討してきた。この技術を活かし、CO2以外のガスや条件を検討して、いろんなガスを取り除いていきたい。イオン液体物理吸収法の概略と従来法のアミン法との比較による特長紹介物理吸収法によるガス分離・精製プロセスの概略を以下に示すイオン液体物理吸収法によるガス分離プロセス IL : イオン液体50中小企業のための技術宝箱

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