技術宝箱
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技術紹介07. 二酸化炭素をプラスチック原料にする1. 特長産総研では、イオン液体-超臨界二酸化炭素多相系反応場技術によって効率の良い有機合成法を開発している。この多相系反応場を用いる合成法は、以下の特長がある。1. 媒体はイオン液体と二酸化炭素である。 イオン液体、二酸化炭素共に環境にやさしい媒体。またイオン液体は、二酸化炭素を選択的に吸収する。2. 二酸化炭素を原料として、ポリカーボネート原料のカーボネートが合成できる。 また、その他、様々な化合物合成も可能である。3. 分離精製が簡便。 副生成物(塩類)は、イオン液体に残り、生成物は、超臨界二酸化炭素相に抽出される。表1に示したように、反応時間5時間でカーボネートが高収率・高選択率で得られる。しかも従来は、24時間(1日)程度必要だった反応時間が大幅に短1)オクチルメチルイミダゾリウムクロライド概要地球温暖化対策に向けて二酸化炭素削減策が重要なカギとなる。我々は、効率的な二酸化炭素の化学的有効活用として、化学的固定化法の開発に従事している。二酸化炭素は化学的に安定な物質でもあるため、如何に効率的に活性化させることを考慮しながら、新たな固定化技術を展開している。本技術は、新たに設計したイオン液体-超臨界二酸化炭素多相系反応場を用いて、効率よくポリカーボネートの原料であるカーボネートを合成する技術である。44中小企業のための技術宝箱

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