技術宝箱
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特 許ライフサイエンス53. 低温 (10℃) で酵母を使って効率よくタンパク質を作る3. 特開2007-167062 登録平成19年7月5日(出願平成18年11月1日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 高効率分泌シグナルペプチド及びそれらを利用したタンパク質発現系・要約 従来の膜タンパク質及び分泌タンパク質発現系において用いられていた分泌シグナルペプチドよりも高い分泌能力を有する分泌シグナルペプチドを、サッカロミセス・セレビシエのゲノム中に存在する膜タンパク質及び分泌タンパク質から同定し、単離する。 ◆背景 サッカロミセス・セレビシエの低温応答機構を解析により得られた酵母低温発現系を用いてヒト由来タンパク質の発現実験を行ったところ、本発現系は従来の常温型出芽酵母発現系と比較して、低温条件によって発現タンパク質の不溶化及びプロテアーゼによる分解を抑制することができ、さらに低温刺激によって高度に誘導される低温誘導性プロモーターを用いることで、従来の常温型出芽酵母発現系よりも高い発現効率を有していることがわかった。 ◆発明が解決しようとする課題 膜タンパク質及び分泌タンパク質の発現については、高効率な分泌シグナルペプチドが必要とされる。そこで、例えば、従来の分泌シグナルペプチドよりも細胞膜、小胞体やゴルジ体を含む細胞内小器官への輸送効率並びに細胞外への分泌効率が高い分泌シグナルペプチドを同定し、提供する。 ◆課題を解決するための手段 低温誘導性プロモーター及び分泌型ルシフェラーゼをレポータータンパク質として利用したレポーターアッセイシステムを利用する。請求項1 以下の(a)又は(b)のいずれか1記載の分泌シグナルペプチドをコードするDNA。(a)配列番号2、4、6、8、10、12、14、16及び18のいずれか1記載のアミノ酸配列から成る分泌シグナルペプチド(b)上記(a)の分泌シグナルペプチドのアミノ酸配列において、1又は数個のアミノ酸が欠失、置換又は付加されたアミノ酸配列から成り、且つ30℃において分泌シグナル活性を有する分泌シグナルペプチド・以下、請求項2から請求項16まで省略。323
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