技術宝箱
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概 要ライフサイエンス3 製品化に必要な課題 ①目標とする市場技術分野・医療予防・治療分野:循環器系疾患、生活習慣由来口腔疾患の計測評価・健康・食品分野:睡眠傷害、極度緊張など心のリスク評価、機能性食品の性能評価・環境分野:上水、鉄鋼プロセス、富栄養化モニタリング ②事業化に必要な技術・pH、NO代謝物(硝酸イオン)膜は開発済み・上記以外の対象物質は材料レベルの開発・製造メーカーによる電極作製、MEMSバイオセンサー作製、量産化技術 ③事業化に必要な検証・循環器系疾患、口腔疾患の臨床データの蓄積と知見・精神・神経系疾患、緊張被験者実験による臨床・被験者データの蓄積と知見4 研究成果の特長 ①ポイント・硝酸イオン(NO3 -)応答人工リセプター材料を開発できた。・独自に開発した生体適合性高分子材料を用いることで全唾液分析を可能にした。・従来法との高い相関を確認している。 ②目的及び効果・一酸化窒素ガス(NO)は血管弛緩因子で、極度の緊張や運動などの自律神経系ストレス応答である血圧上昇と関連して鋭敏に上昇し、夜間でも取得が許される比較的計りやすい唾液ストレスマーカー候補。早朝歯磨き時の睡眠傷害計測評価ツールの提供。・乳児、幼児、老人性喘息疾患の計測評価。肺高血圧症患者への吸入療法などの疾患や治療で重要で、一酸化窒素ガス(NO)の簡易モニタが必要である。唾液中の一酸化窒素ガス(NO)は数秒で最終代謝産物の硝酸、亜硝酸イオン(NO3 -、NO2 -)に変化するため、一酸化窒素ガス(NO)産生量は亜硝酸イオン(NO3 -、NO2 -)の合量から推定する。今までの、実用化キットでは測定に4時間以上要する。そこで全唾液1滴でその場でNO代謝産物量を計測できるようなチェッカー型分析ツールを開発する。・全唾液対応ベッドサイド型臨床研究ツールとしての提供を目指し、国立循環器病センター研究所と共同研究中。 高感度小型装置開発の共同開発先を探している。5 特許関連情報 ①権利化済特許1.特許第4013033号 シリコーンラダーポリマーを用いる新規イオン感応膜 ②出願中特許2.特開2008-128918 唾液成分のオンチップ分析方法 ③試作品・試料提供:無 許諾実績:無 実施許諾:可6 研究者情報所 属:健康工学研究部門(四国センター) 氏 名:脇田 慎一 / Shin-ichi WAKIDA 連絡先:E-mail: s.wakida@aist.go.jp52. 唾液でわかるストレス313
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