技術宝箱
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技術紹介ライフサイエンス50. 大きさを考慮する写真合成システム2. 開発の背景などデジカメや携帯電話の普及に伴い、デジタル写真を扱う場面が増えてきている。多量に取りためたデジタル写真を時間順に並べたり、被写体により分類したり、場面により分類したりといったアルバム機能をはじめ、写真に撮影位置を記憶しておき、地図情報とリンクさせるなどの機能拡張が研究されている。産総研では、写真のデジタルならではの楽しみ方、利用の仕方を研究開発してきた。本件は、写真を組み合わせて利用することで新たな価値や楽しさを創出する技術である。合成写真は従来からあった。しかし、製作はプロや一部のマニアのものであり、一般の人々が簡単に画像合成できるものではなかった。パソコンの普及、処理能力の増大、デジタル写真の入手等が容易になったなど、画像合成を個人レベルで楽しめる環境が整ってきている。フリーの画像合成ソフトもあり、技術的には合成写真を作ることは可能になった。しかし、単に重ね合わせるだけでは不自然な合成写真になってしまう。自然な合成写真とするためには、大きさを、重ね合わせる位置に応じて適切に調整する必要がある。本技術により、位置による大きさ合わせが自動化されれば、簡単に自然な合成写真が得られる。配置を変更した場合でも、瞬時に移動先の寸法になる。実空間で物を動かす場合と同じ存在感を持って、合成写真を簡単につくり、楽しむことができるようになる。303

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