技術宝箱
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技術紹介49. つないだだけで、ひとつの巨大画面になるディスプレイ1. 特長・既存のビデオ信号は、提案するデジタルビデオ信号へ過不足なく変換可能・変換後のビデオ信号は、オリジナルと同等の表示が可能・デジタル化されたビデオ信号はパケットなので、単一のケーブルで複数のビデオ信号を扱うことも、逆に複数のケーブルで単一のビデオ信号を扱うことも可能・変化しない部分が多ければ、通信量が大幅に削減・複数のコンテンツのマッシュアップが可能・汎用性が高いので、大量生産に向いている・パケット単位で処理が完結するため、局所性が高く並列処理に向いている。たとえば、低速チップを64×48個用いて、個々のチップは10×10画素を処理するなどが可能OPTVでは、映像をオブジェクト映像の集まりとして扱う。1つのオブジェクト映像は、画像データパケットの時系列の集まりとして扱う。各画像データパケットは、画像ID、描画開始位置情報を持った1ライン分の画像データである。数値データは全て、最上位ビットを継続ビットとするビッグエンディアンとする(図2)。概要本技術では、「全画面を一定周期に画面更新する」という従来のビデオ信号の代わりに、「必要時に必要部分のみデータ更新する」というデジタルビデオ信号OPTV(オブジェクト伝送ビデオ:Object Packet Transfer Video)を使用する。開発したOPTV信号は、HyperStage Display(HSD)と呼ぶ表示システムで表示する。HSDは図1のように、オブジェクト管理機能、画像データパケットの分解・転送、コマンドパケットの解釈・転送機能を有するランダム・アクセス・ビットマップ・ディスプレイであり、メイン入力用、隣接したHSD用として上下左右の4方向、同一内容を表示するためにスルー用の入出力ポートを持つ。メイン入力用のポートでは、画像データパケット受信のみの単方向、コマンドパケットは送受信の双方向である。OPTV + HSDにより、ディスプレイサイズと一致しないビデオ映像の表示を可能にする。また、複数のビデオ映像を同時に表示することも可能にする。HSD内のルータ機能により、ディスプレイを連結して単一の巨大ディスプレイとして使うことができる。296中小企業のための技術宝箱

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