技術宝箱
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技術紹介04. 様々な溶媒に再分散できるポリイミドナノ粒子3. 本技術の背景本技術は、再沈法と呼ばれる再沈澱作用を利用した微粒子作製法がベースとなっている。再沈法によるPIナノ粒子の作製法を簡単に説明すると、原料であるPAA溶液とPAAが溶解しないシクロヘキサンなどの分散媒を混合して、PAAナノ粒子を析出した後に、脱水環化試薬添加によりPIへ微粒子状態のまま転化させるという手順により作製される。連続製造においてもマイクロミサ-内で微粒子化を行う事が考えられるが、実際は閉塞が起こり粒子製造ができない。そこで、分散媒をn-ヘキサンへと変更した。PAAの溶媒とn-ヘキサンは、室温付近では混和しないため、マイクロミキサー内ではPAA溶液の液滴がn-ヘキサンに分散したマイクロエマルジョンのみが生成し閉塞は起こらない。次いで、加熱を行うと、PAAの溶媒とn-ヘキサンが混和するようになるため、再沈澱が起こり、ナノ粒子が生成する。イミドへ転化後に冷却すると、PAAの溶媒とn-ヘキサンが相分離するので、分散媒の回収、固液分離の処理液体の濃縮が容易となった。また、マイクロエマルジョンのPAA液滴中に他の物質が入った場合、その物質を取り込み微粒子化するため、更なる機能を有したポリイミドナノ粒子の作製が期待される。実際にシクロヘキサンを用いたバッチ法では達成されている。27環境・エネルギー

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