技術宝箱
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特 許46. 高い再現性と信頼性を持つ近赤外光による脳機能計測技術1. 特開2009-136434 公開平成21年6月25日(出願平成19年12月5日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 光計測装置・要約 近赤外光を用いた生体光計測技術に関し、特に、受光プローブの近傍に新たに参照プローブを導入し、二つの位置で測定される吸光度変化の差分に基づいて各ヘモグロビン(Hb)の変化量を算出する脳機能計測、血中酸素濃度測定技術。 ◆背景近赤外脳機能計測法(fNIRS)は、機能的磁気共鳴画像計測法(fMRI)と同様、脳活動に伴って生じる脳血流と酸素代謝の変化を、より簡便な装置によってモニターできる手法である。とりわけ定常光光源を用いた装置と変形ベール・ランベルト(MBL)理論に基づくアルゴリズムを組み合わせた測定法であるMBL法においては、頭皮から入射した近赤外光のうち、皮膚・筋肉、頭蓋骨、髄液、膜、脳皮質灰白質、白質等、様々な散乱係数と吸収係数をもつ組織を通過して、照射位置から一定距離の位置に置かれた受光プローブに到達した光量を測定するため、その測定量には原理的に通過した組織すべてにおける散乱吸収変化が含まれる。このうち脳機能計測において重要なのは、神経細胞活動に伴って生じる局所血流変化(に伴う、主として皮質灰白質における酸素化ヘモグロビンおよび脱酸素化ヘモグロビン(oxy-, deoxy-Hb)の変化である。 ◆発明が解決しようとする課題実際にfNIRSで計測される信号には、脳活動以外にも、心拍、呼吸、自律神経活動に伴う内因性の変動が含まれており、その他にも被験者の体動や体位変化に伴う変動が様々な様態で生じることが知られている。これらの変動を抑制し、計測データからこの機能性信号を取り出すこと。 ◆課題を解決するための手段受光プローブの近傍に新たに参照プローブを導入し、二つの位置で測定される吸光度変化の差分に基づいて各ヘモグロビン(Hb)の変化量を算出するReference Subtraction technique (RS法)を導入した。請求項1近赤外光を生体の所定の部位に照射し、該所定の部位の近傍において出射してくる光を検出し、該生体に関する情報を獲得する光計測装置であって、該近赤外光の光源、受光プローブ及び該受光プローブの近傍に参照プローブを設け、受光プローブ及び参照プローブにより測定される吸光度変化の差分に基づいて生体に関する情報を獲得することを特徴とする光計測装置。・以下、請求項2および3は省略。280中小企業のための技術宝箱特許情報

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