技術宝箱
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技術紹介46. 高い再現性と信頼性を持つ近赤外光による脳機能計測技術①脳活動がないときに信号が出ないこと。プローブを取り付けた人がおじぎをしたり、うなずいたり、息を止めてみたときの計測信号の時間変化を示す。従来の測定では脳は活動していないにもかかわらず、これらの動作に応じて大きな信号が生じている。本発明の方法では、脳の活動信号はなく、動作による計測信号の変化は抑えられていることが分かる。②脳活動があるときに信号が出ること右手を動作させたときの計測信号の時間変化を示す。本手法では異なる計測点の差分を用いて信号を計測している。今まではCh1(左手の運動が期待できる)、Ch3(右手の運動が期待できる)のみの信号を観測していた。本手法では差分であるCh1-2、Ch3-4を用いている。本開発手法では、右手の運動時のみCh1-2に信号が現れていることがわかる。以上のように、産総研では、安全で簡便な非破壊の近赤外光脳機能計測が、正しく測定できる方法を研究開発してきた。本方法は、以下の2つの技術により、正しい計測ができるようになった。1. プローブが計測する位置の固定2. 皮膚の影響の除去このようにプローブが計測する位置を固定することにより、脳の機能部位を特定して、測定することができる。詳細を以下に説明する。概要計測の信頼性を検証するためには、①脳活動がないときに信号が出ないこと、②脳活動があるときに信号が出ること、の両方を示す必要がある278中小企業のための技術宝箱

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