技術宝箱
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特 許40. 高圧流体を連続的に微量とりわけるバルブ1. 特開2009-276225 公開平成21年11月26日(出願平成20年5月15日)・出願人 独立行政法人 産業技術総合研究所・発明の名称 高圧流体からのサンプル導入バルブおよびシステム・要約 高圧流体系、分析装置、および洗浄用ガスまたは液体への各一対以上の接続口を備えた固定子と、固定子に密着して高圧流体等の圧力保持が可能であるローターシールからなり、ローターシール上には対となる接続口を連結する定容量の溝等からなるサンプル保持部を備え、サンプル保持部が高圧流体系、分析装置、および洗浄用の接続口の対に順次接続してこれらを連結し、かつそれぞれの接続口の対を移動する間にはどこにも接続しない非接続の状態があり、これを循環的に繰り返すことを特徴とする、高圧流体からのサンプル導入バルブおよびバルブのポジションを駆動するためのシステム。 ◆背景 高圧条件下にあるガスや液体などの高圧流体は、種々の化学あるいは機械プロセスにおいて、溶媒あるいは媒体として広く利用されている。高圧流体の特徴の一つに、圧力に依存して、溶媒としての物性が変化し、これにより相の変化や物質を溶解、混合する特性が変化するということがある。そのため、高圧流体をプロセス溶媒に使用する上では、圧力による特性の変化を把握し、操作条件の制御を行うことが極めて重要である。高圧流体中への物質の溶解度や存在状態を分析する上では、微量のサンプルを外部にサンプリングした後に分析等を行う手法が実用上広く行われている。これらの装置を用いるオンライン分析では、一般に導入するサンプルの量を正確に求めることが必要である。しかし、高圧流体側から分析機器等にサンプルを導入し、分析機器側の雰囲気を持ちこまないようにする手法は複数のバルブの組み合わせで実現可能ではあるが、配管やバルブ内のデットボリュームが大きい、接続点が多いため、圧力を保持する上で、またメンテナンスの上で不利、バルブ操作が煩雑で自動化の障害となる、等の問題があった。 ◆発明が解決しようとする課題 高圧流体から各種分析機器へオンラインで微量のサンプルを導入するための、分析機器の雰囲気を高圧流体側に持ちこむことがなく、かつシンプルな機構でかつデッドボリュームの少ない、サンプリングシステムを提供する。 ◆課題を解決するための手段 HPLC分析などで一般的に使用される、固定子とローターシールを使用した内部容量型のサンプル導入バルブを基本とし、ローターシール表面のサンプル保持部の位置、回転角度、および接続口の位置などを工夫する。請求項1高圧のガス、液体、超臨界流体などの高圧流体から微量のサンプルを採取して分析装置等に導入するためのバルブであって、高圧流体系、分析装置、および洗浄用ガスまたは液体への各一対以上の接続口を備えた固定子と、固定子に密着して高圧流体等の圧力保持が可能であるローターシールからなり、ローターシール上には対となる接続口を連結する定容量の溝等からなるサンプル保持部を備え、サンプル保持部が高圧流体系、分析装置、および洗浄用の接続口の対に順次接続してこれらを連結し、かつそれぞれの接続口の対を移動する間にはどこにも接続しない非接続の状態があり、これを循環的に繰り返すことを特徴とする、高圧流体からのサンプル導入バルブ。請求項2高圧のガス、液体、超臨界流体などの高圧流体から微量のサンプルを採取して分析装置等に導入するためのシステムであって、請求項1に記載のバルブと、バルブのポジションを制御するための駆動系を244中小企業のための技術宝箱特許情報
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