技術宝箱
222/333
特 許36. 貫通した細長い孔をもつセラミックス多孔体1. 特開2008-201636 公開平成20年9月4日(出願平成19年2月21日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 マクロポーラスな連通孔を持つセラミック多孔体及びその製造方法・要約 ゲル化可能な水溶性高分子の水溶液にセラミック粉体を混合してスラリーとし、それをゲル化することにより一旦組織を固定化し、次にこれを凍結することにより、ゲル組織の中に氷の結晶を発生させて、連通孔をとなる構造を形成し、雰囲気制御置換型乾燥法を用いて氷の融解により生じた水分を置換させ破断なく乾燥を行い、それを焼結することにより、多様な気孔率、気孔径、気孔形状を持つセラミック多孔体を製造する。 ◆背景 ゲル化凍結法を用いて乾燥を行うことにより、マクロポーラスな連通孔をもつセラミック多孔体を製造する方法がある。しかし、72%超の高気孔率多孔体を得るためにスラリーの固体成分濃度を28vol%未満としたスラリーを用いると、乾燥時に成形体内外における乾燥収縮の差により亀裂が生じ、亀裂が無い高気孔率体を製造することは不可能であった。 ◆発明が解決しようとする課題 多様な気孔率、気孔径、気孔形状、多様な部材形状を持つセラミック多孔体の製造方法、そのセラミック多孔体及び部材を提供する。 ◆課題を解決するための手段 ゲル化凍結法の解凍・乾燥工程において、真空乾燥、あるいは調湿乾燥、あるいは水溶性有機溶媒中への浸漬と風乾などによる「雰囲気制御置換型乾燥法」を組み合わせる。請求項1ゲル化可能な水溶性高分子の水溶液にセラミック粉体を分散したスラリーを、ゲル化、凍結、解凍、乾燥、焼結してセラミック多孔体を製造する方法であって、0.01 μm~5 μmのセラミック粉体を使用し、スラリーのゲル化及び凍結で、高分子から放出された水の凍結によって発達した氷の結晶による組織構造を有する凍結体を形成し、これを解凍、乾燥、焼結工程で破壊することなく保持して、10 μm~300 μmのマクロポーラスな連通孔を有し、気孔率が72%~99%であるセラミック多孔体を作製することを特徴とするセラミック多孔体の製造方法。・以下、請求項2から請求項12まで省略。220中小企業のための技術宝箱特許情報
元のページ