技術宝箱
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技術紹介03. 水溶媒でもできるクロスカップリング反応装置1. 特長1. 媒体は水。2. 通常の反応は、ミリ秒オーダーから数分で終わる。3. 流通式のため、(現状の技術で)数百グラム~1万トン規模の製造に対応できる。4. 多くの有機反応に適応可能な汎用的かつ新しい方法である。●反応例1)アシル化(エステル化)脂肪族系、芳香族系いずれの系に対しても適応可能。反応時間:10秒、収率:98%~、選択率:99%以上。●反応例2)クロスカップリング(鈴木カップリング、ヘックカップリング、園頭カップリング等)反応時間:0.1秒オーダー、収率99%~(※Heckカップリングは、異性体も有り、60%以上)。●その他転位、脱水、酸化・還元、様々な有機反応が可能。現在は、30種類ほどの例がある。●反応装置(ハード)の開発も行っている。例えば、みかん箱程度の大きさながら、省エネルギーで、簡単な操作で連続反応が可能で、500℃、50 MPaの条件で、数百グラムオーダーの合成が可能。概要産総研では、高温高圧水-マイクロリアクター技術による超高速有機合成法を研究開発している。高温高圧を精密な時空間制御された状態で高温高圧状態を扱えるハードが実現したことにより、各種反応というソフトの開発が可能になった。この技術をコア技術として、超臨界水を含む高温高圧水を用いて、様々な有機化合物(化成品、医農薬品、各種中間体等)、有機材料、高分子材料の高効率合成技術をしている。即ち、この技術をもって、環境にやさしいコンパクトで効率の良い革新的な物質製造プロセスの構築を進めている。●反応例2)20中小企業のための技術宝箱
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