技術宝箱
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1. 背景一般住宅・ビル等の窓材や自動車・バス・電車・航空機など移動用車両の窓材に使用すれば、その切り替えを用いて特に大幅な冷房負荷軽減効果が期待できる。2. 本技術反射型調光(調光ミラー)デバイスは、数ボルトの電圧印加により電気的に光(電磁波)の透過率と反射率を切り替える。調光ミラーデバイスは、ガラスやプラスチック(樹脂)シートなど透明基材上に形成した多層薄膜からなり、初期状態は鏡(反射)状態を示す。主要な材料が表面に形成した厚さ数10ナノメートルのマグネシウム系合金を用いた金属薄膜(調光ミラー層)であり、電圧を印加すると下層に蓄えられている水素イオンが調光ミラー層に導入され、調光ミラー層が水素イオンとの化合物を形成する。この化合物は、透明状態を示すため、薄膜中への水素イオンの出し入れにより、上図のように金属に由来した鏡(反射)状態と化合物に由来した透明状態を可逆的に切り替えることができる。切り替えは電圧のプラスマイナスの極性に依存し、メモリ性もあるため切り替え時のみ電力を使用する。351 紹介する技術とポイント2 技術説明電気的に鏡と透明状態を切り替える調光ミラーデバイスの開発数ボルトの電圧印加により鏡と透明状態を切り替え可能可視光、赤外光など幅広い電磁波の波長領域で透過率と反射率を制御電気で切替 調光ミラー210中小企業のための技術宝箱
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