技術宝箱
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特 許34. ガスで切替 調光ミラー1. 特許第3968432号 登録平成19年6月15日(出願平成15年3月13日)・権利者 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 マグネシウム・ニッケル合金薄膜を用いた調光ミラーガラス ◆背景このような、鏡の状態と透明な状態で変化する材料は長らく見つかっていなかったが、1996年にオランダのグループにより、イットリウムやランタンなどの希土類の水素化物が、水素により鏡の状態と透明な状態に変化することが発見され、このような材料は「調光ミラー」と命名された。しかし、この調光ミラーは、材料として希土類元素を用いるため、窓のコーテイングなどに用いる場合、資源やコストに問題があった。 ◆発明が解決しようとする課題元スパッタリング法によってマグネシウムとニッケルの組成を様々に変えて成膜を行い、その調光ミラー特性の評価を詳細に行った結果、透明時の透過率の高い、新たな組成MgNix (0.1 < x < 0.3)の存在することを発見し、更に研究を重ねて、本発明を完成するに至った。 ◆課題を解決するための手段(1)基板上に成膜されたマグネシウム・ニッケル合金薄膜及び触媒層の少なくとも2層のコーティング層を有するマグネシウム・ニッケル合金薄膜を用いた調光ミラー材料であって、 ¶85(a)マグネシウム・ニッケル合金薄膜の組成がMgNix (0.1 < x < 0.3)である、 ¶86(b)上記薄膜の表面に触媒層が形成されている、¶87(c)任意の構成として、上記触媒層の上に保護層が形成されている、 ¶88(d)室温(20℃付近)で水素化によって透明状態になるクロミック特性を有する、 ¶89(e)室温から100℃までの温度領域で脱水素化によって鏡状態になるクロミック特性を有する、ことを特徴とする調光ミラー材料。 ・以下、請求項2から請求項12まで省略。2. 特許第4628836号 登録平成22年11月19日(出願平成17年3月24日)・権利者 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 反射調光エレクトロクロミック素子およびその製造方法・要約 基板と、反射調光層と、触媒層と、酸素移動防止層とを有する、反射調光エレクトロクロミック素子。 ◆背景光及び熱の出入を制御できる調光ガラスが開発されている。調光ガラスで用いられる調光方式として電流・電圧の印加により可逆的に透過率が変化する材料を用いたエレクトロクロミック素子がある。ここで、建物や車両用ガラスに好適なエレクトロクロミック素子としては、それを構成する材料全てが酸化タングステンのような固形であることが望ましい。208中小企業のための技術宝箱特許情報

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