技術宝箱
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1. 今までの技術水を374℃、22 MPa以上の高温高圧にすると、液体でも気体でもない超臨界流体になる。超臨界水は、有機化合物を溶解させる性質を持ち、様々な反応がおこなえる。しかし、この高温高圧状態を精密に作り出す技術の不足により、分解反応を中心とした用途に限られてきた。2. 本技術耐高温高圧性のマイクロリアクターを用いることで、室温から400℃への加温そして冷却がサブミリ秒オーダーで制御することが可能となった。更に、マイクロリアクターの採用により、従来の高温高圧装置は、大がかりで制御が難しいというイメージを覆すコンパクトな装置が完成した。1)“超”高速で高効率な有機反応・合成が可能2) “超”コンパクトな反応システム。簡単な操作で反応が実施できる。3) “超”グリーン。水が媒体。現在は、下記の反応例があり、順次ラインナップは増えている。○触媒反応:クロスカップリング(園頭反応、溝呂木-ヘック反応、鈴木-宮浦反応)○転位反応:コープ転位、クライゼン転位、ベックマン転位、ピナコール/ピナコロン転位など○付加反応:ディールス・アルダー反応、水和反応、ハロゲン化、マイケル付加反応、アミド化、エステル化など○置換反応:ニトロ化、ハロゲン化、アミノ化など○酸化還元:酸素酸化、硝酸酸化、水添、ヒドラジン還元、○脱離反応:脱水反応※ 当該システムは、数百グラム規模のラボスケールの装置だが、必要に応じて、数キログラムから、更には装置メーカーの協力で1万トンオーダーの製造装置の開発も可能。031 紹介する技術とポイント2 技術説明高温高圧水を媒体として、マイクロリアクターを用いた超高速有機合成法超臨界水を含む高温高圧水を媒体とした精密有機合成法高温高圧マイクロリアクターにより、1)サブミリ秒オーダーの反応温度制御2)ミリ秒オーダーの反応時間制御3)サブ秒オーダーの反応時間水溶媒でもできるクロスカップリング反応装置18中小企業のための技術宝箱

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