技術宝箱
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特 許29. 光接ぎ木(グラフト)法による表面のマイクロパターニング1. 特許第4500939号 登録平成22年4月30日(出願平成17年3月10日)・権利者 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 光グラフト法・要約 フェノール性高分子上へのクロメン形成技術により、感光基であるクロメンの高分子上の導入量は制御でき、高分子表面に固定化したクロメンへの光照射によって得られる光グラフト化材料を介して、高分子表面上に種々の機能物質をグラフトすることが可能である。 ◆背景従来の高分子のグラフトによる表面改質は、酸化的処理、プラズマ処理、光照射による短寿命活性種の反応等による、グラフトサイト生成によってなされている。しかし、短寿命種の拡散反応という極めて効率の低い過程を含んでいる。 ◆発明が解決しようとする課題光照射で生成する長寿命の活性種を開発し、本来的な効率を高めるとともに、高分子の種類によらないグラフト法を開発する。 ◆課題を解決するための手段フェノール性高分子上に生成したクロメンの、光照射産物(着色体)の化学反応性を利用することによって、クロメンをリンカーとして高分子上に種々の分子を導入する。請求項1一般式 (式中、R 1は水素、アルキル基、シクロアルキル基、またはフェニル基を表し、同じものが複数あっても良い。R 2はフェニル基を表す。)で示されるクロメン構造を有する高分子(A)に光照射をした後、アミノ基を有する化合物(B)を反応させて、クロメン構造を有する高分子(A)の側鎖に化合物(B)をグラフトさせる方法。・以下、請求項2から請求項4は省略。2. 特許第4362630号 登録平成21年8月28日(出願平成17年3月10日)・権利者 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 クロメンを化学結合したガラス板・要約 クロメン誘導体とエステル化剤を反応させることにより、クロメン誘導体含有の活性エステルを作成し、さらに、アルコキシシランと反応させて得られるクロメン含有のシラン処理剤と、これを用いてガラス表面と反応させ、クロメン含有のシラン処理剤で表面処理したガラス。 ◆背景ガラスの表面をシランカップリング剤系の薬剤で処理し、ガラス表面のOH基と結合させ、脱水や脱アルコール反応を起こさせて、架橋を進め、強度の高い被膜を形成させることが知られている。 ◆発明が解決しようとする課題ガラス表面に、機能性とくに感光性を付与する観点から、クロメンを導入し、感光性と同時に強度的にも満足できる被膜を形成する。 ◆課題を解決するための手段クロメン誘導体とエステル化剤を反応させることにより、クロメン誘導体含有の活性エステルを作成し、さらに、アルコキシシランと反応させて、クロメン含有のシラン処理剤を得、これを用いてガラス表面と反応させ、クロメン含有のシラン処理剤で表面処理したガラスを提供する。請求項1一般式(I) 178中小企業のための技術宝箱特許情報
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