技術宝箱
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特 許02. シリカ細孔を利用したタンパク質工場1. 特開2008-143892 公開平成20年6月26日(出願平成19年11月15日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 シリカ系メソ多孔体材料-ヘテロ蛋白質複合体及びその製造方法・要約 シリカ系メソ多孔体(FSM)の細孔内部に性質の異なる少なくとも二種類のヘテロ蛋白質を備える蛋白質内包複合体であって、蛋白質がFSMの細孔内に吸着され、分散した状態で安定に固定されており、上記二種類のヘテロ蛋白質がヘテロ蛋白質間で相互作用を示すように近接した状態にあり、高密度に集積した蛋白質として、FSMの細孔内に吸着されていることからなるヘテロ蛋白質複合体、その製造方法、及び複合体からなり、機能性を有するヘテロ蛋白質をFSMの細孔内に安定に、且つ分散した状態で吸着させ、その活性を安定に保持させた機能性部材。 ◆背景 サブユニット蛋白質を代表とするヘテロ蛋白質は、生体内での様々な化学反応における反応経路を提供しており、この精細緻密な反応を人工的な蛋白質複合体を用いて再現する手法の開発が、例えば、バイオ技術分野における触媒反応等の化学反応プロセスへの応用に向けて期待されている。ここで、既往の研究では、シリカ系メソ多孔体材料-ホモ蛋白質複合体に関する報告が多数なされているが、シリカ系メソ多孔体材料の細孔内部に二種類以上の性質の異なるヘテロ蛋白質を集積するという、シリカ系メソ多孔体材料-ヘテロ蛋白質複合体に関する研究成果については未だ報告がない。 ◆発明が解決しようとする課題 未処理又はアルコール処理したシリカ系メソ多孔体の細孔内部に蛍光性又は発光性等の機能性を有するヘテロ蛋白質を、安定に、活性を保持して、且つ大きな吸着量で吸着担持させた新規シリカ系メソ多孔体-ヘテロ蛋白質複合体、その製造方法、及び、その用途を提供する。 ◆課題を解決するための手段 未処理あるは特定のアルコールによって表面を処理したシリカ系メソ多孔体の細孔内部に、少なくとも二種類のへテロ蛋白質を吸着させ、細孔内部にヘテロ蛋白質を内包させたシリカ系メソ多孔体-ヘテロ蛋白質複合体を形成させる。16中小企業のための技術宝箱特許情報
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