技術宝箱
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技術紹介ナノテクノロジー・材料・製造28. 微量物質を張り合わせ有機ELで光らせる後、真空中でメタルマスクを介して短冊状(2 mm×6 mm)にLiFとAlを蒸着して陰電極を作製する。これを大気中に取り出して、アルミ電極より一回り大きくカットした接着テープを貼り付け密着させた後、テープごと剥離し、基板Aに重ね合わせる。その際、陰電極に電圧をかけるため、絶縁性のカプトンフィルムにアルミを蒸着した引き出し用の電極を挟んで電気的接触をとる。さらに120-160℃に温度制御した銅のヒーター面を、約2 MPaで10秒間押しつけることで貼り合わせをおこなう。3. 応用分子イメージング法として、従来、蛍光標識された分子を蛍光顕微鏡で観察する手法がバイオテクノロジーなどの分野で使われている。分子イメージングを電界発光で検出するには、有機EL素子の層間に電界標識された分子を導入する。下図に示すように、分子検出のセットアップは蛍光方式と比較して格段にシンプルになる。この分子検出法を実現するためには、有機薄膜の貼り合わせの際に分子を挟み込めばよい。今のところ「電界発光標識」の技術は存在しないが、有機ELの発光層にドープすると発光色などの特性を変えるさまざまな分子が開発されている。171

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