技術宝箱
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特 許17. さまざまな光を効率よく反射するシリカ中空微粒子1. 特開2010-53200 公開平成22年3月11日(出願平成20年8月27日)・出願人 独立行政法人産業技術総合研究所・発明の名称 光反射材料・要約 複数の細孔多孔構造を有し、酸化ケイ素系の殻から構成される中空粒子からなり、紫外から赤外光までの波長範囲の光を平均90%以上で反射する特徴を有する光反射材料を含む遮熱塗料、化粧料、フィルム、不織布、または織編物。 ◆背景 中空状微粒子が高い割合で光を反射することはすでに指摘されており、太陽光を反射させて室内温度上昇を抑制する遮熱塗料組成物の多くで、材料成分として用いられている。光は屈折率の異なる媒体に入射されることにより進行の向きが変わる。しかしながら、多くの遮熱塗料組成物等により高反射性能を付与するには、更なる機能化が中空粒子に求められ、例えば、光の波長を類似のサイズの数百nmレベルでの粒子を規則正しく配列させると、フォトニック材料となることが知られている。ここで、既に高い光反射特性を有する遮熱塗料組成物が存在する。しかし、これらの組成物は近赤外光から赤外光の反射性能は概ね高いが、特に波長400 nm以下の紫外線領域の光を反射する性能は低い(350 nmの紫外線の反射率は10%以下)。このように、紫外光領域も含めた光を高効率で反射できる、安価な光反射材料が求められている。 ◆発明が解決しようとする課題 太陽光の90%以上の反射性能、詳しくは紫外光90%以上、可視光95%以上、2100 nmまでの近赤外光を80%以上反射する機能を有する遮紫外線効果、内部隠蔽効果、または遮熱効果を有する光反射材料から構成される、塗料、化粧料、フィルム、織編物、または不織布を提供する。 ◆課題を解決するための手段 50nm~5 μmの大きさの孔または穴を有する中空粒子表面の複雑な構造を持つ、酸化ケイ素系の殻から構成される中空粒子であって、紫外から赤外光までの波長範囲の光を平均90%以上で反射する特徴を有する光反射材料による。請求項1複数のマクロ細孔多孔構造を有し、酸化ケイ素系の殻から構成される中空粒子からなり、紫外から赤外光までの波長範囲の光を平均90%以上で反射する特徴を有する光反射材料。請求項2UV-A領域及びUV-B領域の紫外光を90%以上反射する特徴を有する、請求項1に記載の光反射材料。請求項3可視光線を95%以上反射する特徴を有する、請求項1に記載の光反射材料。106中小企業のための技術宝箱特許情報
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