技術宝箱
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概 要環境・エネルギー3 製品化に必要な課題 ①目標とする市場技術分野・化粧品関連分野(UVカット材等)、繊維・アパレル関連分野(衣服等の遮熱効果、赤外線透視防止材等)・建築材料関連分野、遮熱・断熱関連分野、照明関連分野(遮熱塗料や遮熱材料等への応用による省エネルギー技術、光散乱効果による照明技術等) ②事業化に必要な技術・シリカ微粒子の機械的安定性等の評価技術・シリカ微粒子の溶剤等への分散技術、基板等へのコーティング技術・溶剤分散後等における光反射性能の制御技術 ③事業化に必要な検証・溶剤や他の成分との配合時における光反射性能の維持および向上・微粒子を積層した際の光反射性能の解明、中空構造による断熱性能の向上4 研究成果の特長 ①ポイント・粒径が数百ナノメートルのシリカナノ粒子から成る殻を持つ粒径数~十数ミクロンのシリカ中空粒子を、安価な原料を用い、簡便な一段合成法で製造できる。・散乱による効果で、紫外線、可視光、近赤外線を、吸収せずに効果的に反射する。・粒子の中空構造は、反射性能と共に断熱機能も期待できる。 ②目的及び効果・今回開発したシリカ中空微粒子を用いることで、紫外線から近赤外線までの光を効果的に反射させることができる。・波長が300 nm以下の強い紫外線(UV-B, UV-C)も吸収せずに反射可能。・太陽光からの紫外線(UV-A)を反射できるため、化粧品等の分野ではUVカット技術として利用できる。・太陽光からの近赤外線(熱線)も効果的に反射するため、エネルギー環境分野では太陽光による温度上昇を抑制することができ(遮熱効果)、省エネルギー化が期待できる。また、赤外線を用いた透視も防止可能。・中空構造でもあるため、遮熱だけでなく断熱効果も期待できる。・LED電球等での光散乱剤への応用もできる。5 特許関連情報 ①権利化済特許なし ②出願中特許1.特開2010-053200 光反射材料 ③試作品・試料提供:無 許諾実績:無 実施許諾:可6 研究者情報所 属:ユビキタスエネルギー研究部門ナノ機能合成グループ(関西センター)氏 名:藤原 正浩 / Masahiro FUJIWARA連絡先:E-mail: m-fujiwara@aist.go.jp17. さまざまな光を効率よく反射するシリカ中空微粒子103

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