産総研 研究組織と概要
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ナノテクノロジー・材料・製造分野高機能部材の開発による輸送機器や住宅、ビルからのCO2排出削減技術の開発生活の質を維持しつつエネルギー利用効率を高めてCO2の排出量を削減することは地球温暖化を防止するために重要な課題です。産総研では、自動車の軽量化による燃費向上を目指した軽量合金とその加工技術の研究や、住宅、ビル、工場などの省エネルギーと快適性を両立させる調光ガラス窓材料や調湿材料などの建築部材の研究に取り組んでいます。資源確保と高度利用のためのレアメタルや貴金属の省使用化・代替技術の開発自動車をはじめ多くの家電製品には、その優れた機能を発現するためにレアメタルなどの限りある鉱物資源が多く利用されています。産総研では、タングステンや白金をはじめ先端産業に不可欠ながら供給不安の高いレアメタルや貴金属等の省使用化、代替材料技術の研究にも取り組んでいます。ナノシステム化によるグリーン・イノベーションの核となる材料やデバイスの開発革新的な技術は従来にない機能や特徴を持つ新しい材料やデバイスの開発によって進展していきます。産総研では、理論・シミュレーション技術とナノテクノロジーに関する実験技術を融合させたナノシステム化により、ナノレベルで機能発現する材料や部材の開発に取り組んでいます。また、部材の軽量化、低消費電力デバイス等への応用が期待される単層カーボンナノチューブの量産技術の開発、透明導電膜等への応用が期待されるグラフェンの量産技術の開発、ダイヤモンド大型単結晶基板の開発等にも力を入れています。 製造技術の革新による環境負荷低減技術の開発産業の競争力を落とさずに産業活動による環境負荷の低減を実現するには、新しい製造プロセスが必要不可欠です。産総研では、多品種変量生産へ対応できる低環境負荷型あるいは資源生産性を考慮した製造技術の開発に取り組んでいます。また、マイクロ電子機械システム(MEMS)の高度化、普及を目指し、異分野のMEMSデバイスを融合・集積化する製造技術や、MEMSデバイスを利用した製造現場の消費エネルギーモニタリングシステムの開発を行っています。【重点戦略概要】理事研究統括金山 敏彦副研究統括 清水 敏美ナノテクノロジー・材料・製造分野では、ナノテクノロジーをキー技術としてグリーン・イノベーションの核となる材料やデバイスの創成、ならびに製造プロセスの革新を進めることにより、我が国の国際競争力を強化し、持続的発展可能な社会の実現を目指したグリーン・イノベーションに貢献します。グリーン・イノベーションに貢献する革新的な材料や製造技術の開発を目指してTEL : 029-862-6031E-mail : 研究企画室長 松原 一郎30研究組織と概要

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